粉体ハンドリング分科会

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粉体ハンドリング分科会とは

当分科会は、粉体貯蔵・供給・輸送・包装・計量などのマテリアルハンドリングを取り扱っている。約40年前に第1回分科会が開催され、平成28年度末で通算172回の分科会を迎えた。

分科会の会合は、技術講演、工場見学、製品紹介、参加者全員による懇親会で構成されている。会合への若い方の新規参加も年々増え、特に会合後の懇親会は、産学間、同業者間,粉粒体ユーザーとメーカー間で情報交換が行われる有意義な場となっている。

専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について

貯槽や供給を単体として捉えるのではなく、プロセス全体を考慮しながら、設計・開発・製作を行う方向性はますます強くなっている。また、マテリアルハンドリングの観点から、輸送・包装・計量を包括する方向で考える必要がある。原材料・仕掛品・完成品の全ての移動・保管にかかわる取り扱いも含め、粉体の移動距離の最小化、ボトルネックの改善、労力およびエネルギー損失の最小化、セキュリティの強化、想定外のトラブルの最小化を目指す。各ユニットに対して、より高度な対応が求められると、仕様が多様化する傾向にあるが、課題の発散を防ぐには、標準化による範囲の設定および産業の視点と学術の視点の融合による解決策の検討がより一層重要になる。近年、粉体ハンドリングにおいてもAIおよびIoTの活用事例が見られるようになり、スマート化に向けた新たな展開が期待される。特に、コロナ禍に端を発して、人の関わり方が大きく変化しており、遠隔技術の可能性をさらに高めていかなければならない。今後の技術的着眼点として次の項目を掲げる。
1) 粉体ハンドリングのシステム化(各種試験とシミュレーションの補完)
2) マテリアルハンドリング技術の導入(エネルギーマネジメントシステム、省エネ機器・設備、高感度センサの活用)
3) AIおよびIoTの活用(粉体ハンドリング技術のスマート化、高度計測システムの導入)
4) 安全設計のための国内および世界標準化
5) 粉体物性を考慮した粉体ハンドリングの最適化(物性試験のJIS化および実プロセスへの応用展開)
6) 粗粒子から超微粒子まで、適切なハンドリング技術の整備
7) 高度な品質保証に対応できる粉体ハンドリング技術の整備

当年度事業計画の概要と運営方針


  1. 中期活動テーマ
    1)粉体ハンドリングをマテリアルハンドリングの範疇と捉え取り組みの範囲を拡大する。
    2)粉体技術者養成講座および粉体技術専門講座の優先度を考えて企画・実践する。
    3)最近の粉体ハンドリング産業の技術力の変遷を把握し、将来展望を見据えた基盤技術や解決困難な技術的課題を抽出し、研究や勉強の場を企画する。

  2. 2022年度の事業計画の概要と運営方針
    1)コロナの感染状況を注視し参加者の安全を担保した上で、ニーズにマッチした年4回の分科会開催を目指す。
    2) 書籍「粉粒体ハンドリング技術」の販売促進を行う。
    3)22年度中の粉体技術専門講座開催に向け、企画立案を進める。


「粉粒体ハンドリング技術」
日本粉体工業技術協会では、2018年3月に粉体ハンドリング分科会企画で「粉粒体ハンドリング技術」を発刊いたしました。
この「粉粒体ハンドリング技術」は、2012 年に分科会名称を「バルクハンドリング分科会」から「粉体ハンドリング分科会」に変更したことを契機に、「粉粒体のバルクハンドリング技術」(日刊工業新聞社, 1984)の発刊以来、約30年ぶりに刊行いたしました。
本書は実施例や計算例も加えて、機種選定や設計など実際に役に立つ本にするという観点で作成されています。
業務のお供として、新入社員の教育用として、社内研修の配付用として、あるいは、記念行事の贈呈品として、ぜひお買い求めいただければ幸いです。
詳しくはこちらをご覧ください。
ご購入はこちらから。


粉粒体ハンドリング技術

世話人

コーディネータ 京都大学大学院 松坂 修二
副コーディネータ 日本大学 河府 賢治
代表幹事 日清エンジニアリング(株) 海老原 裕之
副代表幹事 (株)マツシマ メジャテック 鍋内 浩
幹事 東和制電工業(株) 國枝 純
幹事 ㈱ノーケン 倉本 拓司
幹事 アイシン産業(株) 佐々 勝彦
幹事 ユーラステクノ(株) 鈴木 司
幹事 (株)徳寿工作所 坪内 稔
幹事 味の素(株) 細川 敏男
幹事 丸尾カルシウム(株) 森下 俊哉
幹事 東洋ハイテック(株) 大和 一敏
名誉コーディネーター 横浜国立大学名誉教授 松本 幹治

ロードマップ

活動報告

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