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合同分科会 報告(粉体ハンドリング&輸送)

2024年4月26日

  • 松坂粉体ハンドリング分科会コーディネータより開会の挨拶
    松坂粉体ハンドリング分科会コーディネータより開会の挨拶
  • (国研) 産業技術総合研究所様より施設概要説明
    (国研) 産業技術総合研究所様より施設概要説明
  • (国研) 産業技術総合研究所 妹尾様よりご講演
    (国研) 産業技術総合研究所 妹尾様よりご講演
  • 講演会の様子
    講演会の様子
2024年3月12日、粉体ハンドリング分科会および輸送分科会の合同分科会を開催いたしました。以下に報告いたします。
 
1.開会の挨拶  代表幹事 代表幹事日清エンジニアリング(株) 海老原裕之 氏
産総研さんへのお礼を述べられ、開会宣言。
 
2.コーディネータ挨拶    京都大学 大学院教授 松坂修二 氏
記念すべき粉体ハンドリング分科会と輸送分科会合同後の開催、電池関連テーマで研究所の見学は珍しく、我々の必要としてるものがあると思う。
   
3. 配布資料の確認   代表幹事 代表幹事日清エンジニアリング(株) 海老原裕之 氏 
  
4. 前回議事録の確認                株式会社ノーケン 倉本拓司 氏
第192回 粉体ハンドリング分科会議事録の内容説明を行った。
 
5.産総研関西センター概要説明      (国研) 産業技術総合研究所 村井健介 様
産業総合技術研究所の概要説明頂いた。16の研究所が一つになって出来た。
全国に12拠点ありつくばセンターが一番大きい。各研究拠点でそれぞれのテーマを研究している。
関西センターの4大発明:炭素繊維、透明伝導膜、ニッケル水素電池、金ナノ粒子
職員134人(全体の5%)とその他500人で600人規模が集まっている。
敷地面積は甲子園球場の2個分、つくばは20倍くらい。所在地である池田市にも3大発明がある。
関西センターの歴史パンフレットとパンフレットの内容を説明頂いた。
キャッチフレーズ:ともに挑む。次を創る。
 
6. 技術講演  次世代蓄電池の研究動向と実用化への展望               
(国研) 産業技術総合研究所 妹尾 博 様
Q1電気を作るには? A1:効率が良いのは化学エネルギーである。
電池について
化学電池の四大要素:正極、負極、電解質、回路が基本。化学電池の分類:一次電池と二次電池、燃料電池と再生型電池にわかれている。
乾電池のサイズと種類とエネルギー密度、燃料電池と二次電池の電位差と理論容量で容量が決まっている。
Li-ion電池特徴(黒鉛とコバルト酸リチウム)日本人が開発したが、ノーベル賞は国外に持ってかれた。
 
Q2:家庭に設置されている主な電池は?  A2:燃料電池が多い
産総研と電池について
産総研概要、研究推進組織の体制、理研と同程度。
関西センターの特徴の一つとして、蓄電池研究拠点の役割を果たしている。
産業技術総合研究所電池技術研究分門で43名の研究員。技術研究組案LIBTEC、電池関係企業37社
 
電池部門沿革
新しい電池の研究、リチウム金属電池、金属、空気電池、全個体電池、ナトリウムイオン電池がある。
新電池技術創作工房:電池を一通り作る性能や安全性をチェックする。企業を協働研究し良い結果が出れば特許にもっていく。
製造プロセス:10マイクロレベルを製作、円筒型とラミネート型があり一長一短がある。
電池システム工房:いろいろなブース、機器あり。
電池材料の性能向上:今後は硫黄、シリケートを使った方向になる。
 
Q3:産総研が実用化に貢献したのは? A3:ニッケル水素電池の実用化に貢献
 
電池の未来について
世界市場の推移:2030年には10倍と16倍。2050年にはさらに10倍、2.5倍と上がる方向には間違いない。日本のシェアーは落ちた(中国、韓国は増加した)。
製作支援 欧州はトーンダウン、USAはまずます。
 
官民検討会
7つの戦略がある、6,人材育成・確保の強化:人材不足対応を説明頂く、ターゲットは工業高校、高専。小型電池製造実習を行っている。
 

下記の質疑応答があった
Q1. 将来どんなものを開発すればよいか?連続定量に関してはどうか?
A1. 生産コストを下げたいので、安全性を確保していかに早く作るかが課題。混合で一回取り出し工程が入る、やはり連続で高品質が要望。
 
Q2. 民間企業との共同研究は個人的なコンタクトか相談窓口があるのか?
A2. 産総研に相談窓口があるが全方位で考えている。
 
Q3. 材料をラフに扱ってよいか
A3:高品質でコンタミ無しが良い
 
Q4:リサイクルはどうか?
A4:リサイクルは安全性の面で難しい。
 
7.展示室見学 
3班に分かれて展示室見学を実施した。
 
8. 製品紹介
スパルタンミキサーを用いた負極粉末成分事前乾式混合電池製造へ与える影響   ㈱ダルトン 岩崎祥司 様
最初に株式会社ダルトン様の事業、会社概要、全社所在地及び国内拠点の紹介頂く。
今回説明内容の目的はLIB市場拡大、生産量増加対応するため事前乾粉混合を行い生産時間短縮を図るため。
乾粉混合:各種工程前処理、原料素材配合/調合、秤量最終製品の調整。
スパルタンミキサーの特徴:混合・分散に優れている。
装置概要:横型混合機、ミキシングアーム(周速1m/sec)+チョッパー(周速30m/sec)
ミキシングアームとチョッパーは反対方向回転になる。
混合性能評価:炭酸カルシウム95%+ベンガラ5%の混合粉で実施、評価は目視と色差計
スパルタンミキサー、高速攪拌混合機、リボンミキサーとの比較では目視では10分混合してもスパルタンミキサー以外はベンガラのスジが残る。
混合到達速度で比較した場合、混合到達度が5分でそれぞれ0.9,0.78,0.38で混合が進んでいる。
 
混錬時間短縮事例
混錬工程直前に乾粉の混合工程を追加、混合後希釈するようにした。
標準的なスラリー製法:混錬・希釈・排出140min/b
事前混合製法:混合、希釈、排出 25min/b
約1/5に時間短縮できた、事前混合製法で得られた製品は標準的なスラリー製法品との差は無く良好な結果となった。
 
Q1:混合機の評価時どのくらいのサイズで見られたのか?
A1:評価サンプルはサンプリング数5~6点、細分化は今後の検討。
 
Q2:混合評価で理想的な混合1をどうやって作ったのか。ミキサー容量は?希釈時間も下がっている理由は?
A2:日本粉体工業会に出てるデータと聞いている。容量4Lで処理は2L高速攪拌混合機とリボンは少し大きめと思う。希釈時間が違うのは塊と分散状態で塗布できる時間を計測した。
 
9. 閉会挨拶 輸送分科会コーディネータ 田中敏嗣 氏
産総研さん、ダルトンさんへのお礼を述べられ、今回良い機会になりました。蓄電池について良く知ることが出来たと述べられた。
 
10.懇親会
 懇親会会場へ移動し、代表幹事 海老原 裕之 氏の進行で、参加者親睦、名刺交換等和やかに行われた。

以上
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