微粒子ナノテクノロジー分科会
活動予定
微粒子ナノテクノロジー分科会とは
プロジェクト型分科会として発足し、その後のナノテクブームにより粉体基盤技術系分科会として活動してきている。微粒子・ナノ粒子の製造、分散と利用、リスク管理について、バランス良く情報を収集・啓発を行っている。特に微粒子の産業応用に重点を置いて、広く活用されるよう情報を発信していく予定である。専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について
・金属や酸化物などのナノ粒子やカーボンなどのナノ素材の創製,さらには表面修飾などによる界面特性制御技術について継続して研究開発が行われている。・得られたナノ材料の高い機能性を反映して材料,製薬,医療,化学,光学など幅広い分野への応用検討が進められている。
・材料機能評価が先行する傾向にあるが,安定した製品開発に向け,ナノ材料に特化した粉体プロセス基盤技術や界面設計法,さらにはナノスケールゆえの特性をマクロな材料機能へとつなげる方法論の確立が重要となる。
・さらに、ナノ粒子・ナノ物質の製造、製品利用から廃棄・リサイクルまでの物質循環過程、人体への曝露や環境中への排出防止など製品のライフサイクルを意識したプロセス技術の構築も重要である。
・従来の粉体・コロイド関連分野以外の領域に向けて,ナノ材料の相互作用,分散安定性,そして安全性など粉体/コロイド分散系工学の基礎について発信することも本分科会の重要な役割である。
当年度事業計画の概要と運営方針
- 中期活動テーマ
1) 産業レベルでの微粒子・ナノ粒子の有効な利用技術、プロセス技術、量産技術及び応用例などについての最新情報の収集とその発信。
2) 微粒子・ナノ粒子の安全性への対応についての情報収集。
3) 技術発展が著しい中国や欧州など海外での微粒子・ナノ粒子関連技術の情報収集とその発信
4) 若手技術者の知識向上を主眼とした微粒子・ナノ粒子に関する基礎的情報の発信
- 2024年度の事業計画の概要と運営方針
2024年度は、昨年開催できなかった教育的側面を持つセミナーを開催することを1つ主眼とする。
また、議論に上っている名称の変更等も含めた、中期的な活動方針の見直しも念頭においている。
1) 微粒子、ナノテク分野の初心者や若手のレベルアップを目指した基礎的なWEBセミナー開催
2) 利用や応用に関する最新技術に関し、見学も含めたリアル講演会開催
世話人
コーディネータ | 京都大学大学院 | 渡邉 哲 |
副コーディネータ | 横浜国立大学 | 飯島 志行 |
代表幹事 | スペクトリス(株) | 鳥居 経芳 |
副代表幹事 | マジェリカ・ジャパン(株) | 池田 純子 |
幹事 | ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株) | 大原 勝義 |
幹事 | アシザワ・ファインテック(株) | 小貫 次郎 |
幹事 | ノリタケ(株) | 菊川 結希子 |
幹事 | (株)日清製粉グループ本社 | 中村 圭太郎 |
幹事 | (株)ダルトン | 野口 優一 |
幹事 | 綜研化学(株) | 羽田 英樹 |
幹事 | ハリマ化成(株) | 原田 鉄也 |
名誉コーディネータ | 東京農工大学大学院 | 神谷 秀博 |
ロードマップ
活動報告
2024年7月18日
合同分科会 報告(微粒子ナノテクノロジー&粒子加工技術分科会)
2024年5月1日
微粒子ナノテクノロジー分科会 報告(粒子積層技術分科会と合同)
2023年10月5日
合同分科会 報告(晶析&微粒子ナノテクノロジー)
2023年9月28日
微粒子ナノテクノロジー分科会 報告
2022年12月22日
合同分科会 報告(計装測定・微粒子ナノテクノロジー分科会)
2022年10月31日
合同分科会 報告(微粒子ナノテクノロジー、晶析、粒子加工技術、粉体シミュレーション利用技術)
2022年2月7日
微粒子ナノテクノロジー分科会 報告
2020年12月14日
クリーン化&微粒子ナノテクノロジー合同分科会 報告