湿式プロセス分科会

活動予定

湿式プロセス分科会とは

新規機能性材料の創生を担う現代の粉体工業において、湿式プロセスは益々その多様性と重要性を増している。従来は有価物の回収などを目的とした固液分離が中心であったが、近年では新しい機能の発現を目的とした液相中における微粒子の挙動制御や構造化なども関心の的となっている。これらの技術革新に寄与すべく、当分科会では、会員企業へのタイムリーな情報発信と産学連携を中心に活動している。

専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について

当分科会では、「固液分離」と「粒子分散」を中心に,湿式処理プロセスが必要とされているあらゆる分野を分科会活動の議論の対象に取り入れて、会員企業の技術革新に寄与すべく活動している。
 
1)固液分離
・ろ過脱水プロセス、遠心分離プロセスへのスマートセンシング、IoT、AI の利用が盛んに試みられている。この傾向は、今後も続くものと思われる。
・各種繊維を組み合わせて厚さ方向に異なる機能を有する不織布ろ材、ろ材洗浄を容易にするよう構造に工夫を加えた多層金属ろ材、磁場に感応する金属ろ材、ナノファイバーろ材などが開発されている。
・種々の推進力(電気力、超高圧,浸透圧)を単独あるいは複数利用した難ろ過性・難脱水性固液混合物の高度分離法の開発が継続的に行われている。
2)粒子分散 
・スラリー作製装置として、近年、連続製造装置や固練り工程が不要な横型分散装置が上市されている。今後、粒子分散機構として、せん断流動場に加えて、圧力変動場や伸張流動場の利用が考えられる。
・電池や電子デバイスの製造において、粒子分散および薄膜成型はコア技術であり、粒子分散性や流動性制御が重要とされる。様々なコンセプトに基づく分散技術に加えて、分散液内部の「間接的」な可視化方法が提案・検証されつつある。
・高機能粉体材料を液中に高濃度で分散させるため、プロセス中における粒子の分散状態の理解や制御が求められている。

当年度事業計画の概要と運営方針


  1. 中期活動テーマ
    1) 各種プロセスにおける固液分離
    2) 微粒子の凝集・分散状態の制御とその応用

  2. 2025年度の事業計画の概要と運営方針
    1) 5月に、スラリーに関するテーマで工場見学とセミナーを混合・成形分科会と合同開催予定。
    2) 7月に、セラミックススラリー成形工場見学と固液分離の講演会を食品粉体技術分科会と合同開催予定。
    3) 11~12月に墨製造工場見学と書道と墨及びCBに関する講演会を単独開催予定。




世話人

コーディネータ 神戸大学大学院 菰田 悦之
副コーディネータ 名城大学 片桐 誠之
代表幹事 日本スピンドル製造(株) 浅見 圭一
副代表幹事 第一工業製薬(株) 西川 明良
副代表幹事 (株)アントンパール・ジャパン 宮本 圭介
幹事 関西金網(株) 石川 敏
幹事 ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株) 久保園 隆康
幹事 (株)栗田機械製作所 柴﨑 智行
幹事 敷島カンバス(株) 田部 俊規
幹事 佐竹マルチミクス(株) 西岡 寛人
幹事 日本スピンドル製造(株) 三浦 正樹
幹事 (株)アントンパール・ジャパン 山縣 義文
名誉コーディネータ 大阪府立大学名誉教授 岩田 政司

ロードマップ

活動報告

PAGE TOP