計装測定分科会
活動予定
計装測定分科会とは
計装測定分科会は、1974(昭和49)年6月「秤量制御分科会」として活動を発足し、その後「計装分科会」という名称を経て、1983(昭和58)年度から現在の「計装測定分科会」という名称に変更、現在に至っている。発足以来、粉体計装ならびに粉体測定の技術動向に注目し、工場見学会や講演会の企画、標準試料の検討や各種の規格化に関連した活動を継続している。専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について
1)オフライン計測・測定技術:従来よりも発展した技術や他の分野で使用されていた技術を新たに粉体測定に応用した技術、全く新しい原理に基づく技術などが出てきており、それらの新しい計測・測定技術を広く産業界に提供することは、これまで以上に重要である。一方で、例えば、粒子径分布測定時の効果的な粒子分散方法などの粉体の前処理や、測定結果の利用方法などの基本知識が十分ではない装置ユーザーも多い。このため、新技術の紹介に合わせて、ユーザーの教育、啓蒙活動も必要であると考える。2)オンライン・インライン計測・測定技術:粉体プロセスにおいてもIoTによるプロセスの監視やAIによるプロセス機器制御のニーズが高まっており、プロセス中の粉体粒子の状態を把握するためのオンライン・インライン計測機器が必要とされている。オンライン粒子径分布測定装置などいくつかの装置が開発され、その導入事例も見られるようになっているが、現在のところオンライン・インラインで計測できる物性、特性は限定的であるので、粉体プロセスでのオンライン・インラインの計測・測定に適用できる技術の調査、検討が必要である。
当年度事業計画の概要と運営方針
- 中期活動テーマ
1) 前中期から引き続き「ナノ粒子・バイオ粒子・エアロゾル計測を含む新しい粉体測定技術、および、AI、IoTに対応するオンライン・インラインプロセス計測技術の探求と信頼性」をテーマとする。
2) 粉体技術者養成講座を通した、前処理を含めた正しい粉体測定機器の使用法や、測定結果の解析、利用法紹介など、粉体計測・測定技術の普及・啓蒙活動もテーマとする。
- 2025年度の事業計画の概要と運営方針
1)オンラインでの粉体技術者養成講座の開催
2)計装測定講演会の開催
3)工場見学を含む分科会行事の開催
世話人
コーディネータ | 岡山大学学術研究院 | 後藤 邦彰 |
副コーディネータ | 千葉大学 | 武居 昌宏 |
代表幹事 | スペクトリス(株) | 池田 英幸 |
副代表幹事 | 大塚電子(株) | 稲山 良介 |
幹事 | マジェリカ・ジャパン(株) | 池田 純子 |
幹事 | (株)リガク | 伊藤 和輝 |
幹事 | マイクロトラック・ベル(株) | 恩田 真吾 |
幹事 | (株)堀場製作所 | 田中 悟 |
幹事 | (株)島津製作所 | 道下 晃 |
幹事 | (株)アントンパール・ジャパン | 宮本 圭介 |
幹事 | (株)セイシン企業 | 山岡 信貴 |
幹事 | (株)日清製粉グループ本社 | 渡邉 周 |
幹事 | 三洋貿易(株) | 李 載永 |
名誉コーディネータ | 同志社大学名誉教授 | 森 康維 |
ロードマップ

活動報告
2024年3月13日
合同分科会 報告(計装測定&粒子加工技術)

2023年11月10日
計装測定分科会 報告

2022年12月22日
合同分科会 報告(計装測定・微粒子ナノテクノロジー分科会)

2022年9月26日
計装測定分科会 報告
