活動報告

計装測定分科会 報告

2023年11月10日

  • マイクロトラックベル 佐藤様の講義
    マイクロトラックベル 佐藤様の講義
  • セイシン企業 山岡様の講義
    セイシン企業 山岡様の講義
  • 岡山大学 後藤先生の講義
    岡山大学 後藤先生の講義
  • 同志社大学名誉教授 森先生の講義
    同志社大学名誉教授 森先生の講義
  • 大塚製薬 稲山様の講義
    大塚製薬 稲山様の講義

2023年11月1日、粉体技術者養成講座を分科会行事としてオンラインで開催しました。計測の基礎としての動特性・静特性、測定における数理統計の基礎、粒⼦径測定についての基礎と各論、粉体特性評価法、粉体プロセスでの粉体の流動性と流量・レベル計測方法を講演いただきました。以下に講座の報告を行います。
 
①計測・測定の基礎(後藤先生)
粉体プロセスではどのような計測が必要であるかを示し、計測の原理や粉体試料のサンプリングについて理解する。
 
②粒⼦径分布測定の基礎(森先生)
粒⼦径分布の測定は、最も基礎的な情報である。この測定法の種類を知ると共に、広く使⽤されているレーザ回析・散乱法と動的光散乱法、及びゼータ電位測定について理解する。
 
幹事企業より、各原理の装置についてビデオ付きプレゼンによ
 
り、前処理を含めた測定手順と、注意事項の説明
(1)レーザ回折 湿式 (マイクロトラックベル)
(2)レーザ回折 乾式 (堀場製作所)
(3)動的光散乱 (大塚電子)
(4)動的画像 (セイシン企業)
(5)プロセス用測定機(スペクトリス)
(6)レオロジー測定機(アントンパールジャパン)
 
③粉体の物理的・化学的特性(森先生)
粉体の密度、⽐表⾯積、ぬれ特性、および粉体の組成・成分の測定法についての知識を習得する。
 
④粉体プロセスにおける計測(後藤先生)
粉体の流動特性の特徴を理解し、粉体流量と貯槽内粉体レベルの計測についての知識を習得する。
 
講師は、本分科会の現コーディネーターの森先生と副コーディネーターの後藤先生にお願いしました。幹事企業により、実際の装置での測定手順をビデオ付きプレゼンで紹介頂きました。講義に出てくるガス吸着式の比表面積測定や、かさ密度測定などの装置プレゼンもあった方が良いと思われました。十分なプレゼン時間を確保し、さらに多くの製品のプレゼンを行うには、半日では短すぎるため、来年度は時間や日数を増やして実施したり、内容を分割して2回に分けて行うなどの方法も検討したいと思います。

以上

本分科会の開催案内はこちらよりご確認いただけます。

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