分級ふるい分け分科会
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分級ふるい分け分科会とは
「分級・分別分科会」として最初から活動してきている分科会である。近年の分級技術はナノ粒子の応用技術の発展から、分離径の微小化と高精度化が求められてきており、具体的には分離径1~50μmの範囲にわたる高精度な分離技術が要求されてきている。さらに分離径20~500nm領域でのナノ粒子の分級にも関心が向けられている。これらの課題に関して積極的に調査、情報収集など活動している。専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について
・近年、電子部品などの先端分野において、小型化、高出力化、大容量化および安全性向上が要求されており、サブミクロンからシングルミクロンの付着・凝集性の強いセラミックおよび金属粉末における個数レベルの微粒子の分離技術が要望されている。・乾式分級においてはサブミクロン領域の高精度な分離径制御が重要な課題であり、サイクロンなどの半自由渦型分級機での研究や分散促進と付着防止技術の検討が行われている。
・湿式分級においては分離径20nmから500nm領域でのナノ粒子の分級に関心が向けられている。ナノ領域の分級では、電場を活用した水簸による高精度な分離技術が研究されているが、原料の粉体濃度が高い場合でも高精度な分離特性を維持する装置の開発が要望されている。
・ふるい分けに関しては、付着・凝集性の強い粉体でも処理が可能となるように、ふるい網への表面処理や超音波を利用する方法などが提案され、その効果が確認されている。表面処理の耐久性、更に微小な粒子への適用ならびに処理量の大規模が重要な課題である。
・資源リサイクル分野では、使用済み製品からの有用金属の単体分離向上のため、より細かい粉砕が求められるケースが多く、微粉領域での精度の高い分離技術が求められる。近年、処理物によってはシングルミクロン領域での分離が求められるケースも増えている。
当年度事業計画の概要と運営方針
- 中期活動テーマ
1) 粉体材料の高機能化に向けた分離径制御技術
2) 粉粒体処理プロセス効率化のための分離技術
3) 分級ふるい分け装置のトラブルとその防止策
4) 分級ふるい分けに関する規格と標準化
- 2024年度の事業計画の概要と運営方針
1) 粉粒体取り扱い及び資源リサイクル関係の開催(1回)
2) ふるい網に関する規格、標準化の情報収集
3) 技術講座の開催に伴う内容検討
4) 幹事増員の検討
世話人
コーディネータ | 創価大学 | 松山 達 |
副コーディネータ | 早稲田大学 | 所 千晴 |
代表幹事 | 晃栄産業(株) | 佐藤 一彦 |
副代表幹事 | (株)日清製粉グループ本社 | 直原 健司 |
副代表幹事 | 関西金網(株) | 吉田 友一 |
幹事 | (株)徳寿工作所 | 大下 祐貴 |
幹事 | 東京スクリーン(株) | 荻田 容宏 |
幹事 | ホソカワミクロン(株) | 清水 健司 |
幹事 | (株)セイシン企業 | 高橋 隆司 |
ロードマップ
活動報告
2023年10月17日
合同分科会 報告(粉砕&分級ふるい分け)
2023年7月18日
合同分科会 報告(分級ふるい分け&バイオ粒子プロセス)
2022年10月27日
合同分科会報告(分級ふるい分け&輸送)
2021年3月31日
分級ふるい分け分科会 報告
2019年11月12日
分級ふるい分け&輸送合同分科会 報告
2019年8月29日
分級ふるい分け分科会 報告
2019年2月28日
合同分科会 報告(分級ふるい分け&食品粉体技術)
2018年12月11日
分級ふるい分け分科会 報告