粉を使った遊び
粉を使ったお遊びのご紹介です。
ぜひ、ご家庭でお試しください。
まず、ふたの付いたガラスコップのような透明容器
(カップ酒の容器やふりかけごまの容器が適当)を用意します。
この容器の底から1/3~1/2位の深さのところまで
細かめの乾いた砂(砂は粗目の味噌こしを通すと1mm以下なります)
を入れ、そこに正月飾りに付いている南天の実や
センリョウの実を3~4個、5~10mmの大きさの
小石2~3個を加え、スプーンで砂を掘って底の方に送り、
その上に砂をかけ、表面を平らにして準備完了。
容器にふたをして、水平方向に2~3回/秒の速度で
10~20秒間振ると、下方にあった実や重い小石も
砂の表面に浮いてきます。
容器を横に寝かせて振っても同じように
実と小石は表面に浮いてきます。
よく見ると砂そのものも、粗い粒が上層に、
細かい粒が下層になっています。
振る方向を垂直方向にしても、
時間はかかるものの同じことが起こり、
振り方によって実や石の運動パターンが
変わっていることも分かります。
この現象、粉体分野では「パーコレーション分離」、
あるいは「ブラジルナッツ効果」として知られています。
なぜこのようなことが起こるのか、頭の体操にどうぞ。
(2014年12月メルマガより-改訂版-)