粉もんの本場 大阪
10月14日~16日、粉体工業展大阪2015がインテックス大阪
で開催されます。ご来場をお待ちしております。
さて、開催地の大阪は、さすが粉もん(コナモン)の本場、
地元のお寺の名前がついた粉まであります。その一つが白玉粉
なのですが、関西では観心寺(河内長野市)粉と呼ばれています。
さらにもう一つ、もち米の干飯を粉砕し、粒々を含んだ粉にした
道明寺(藤井寺市)粉と呼ばれる粉もあります。観心寺粉は
各種団子に、道明寺粉は関西風の桜餅に姿をかえて和菓子店で
売られています。
加えて大阪には、粉というよりは粒を使ったというべき
でしょうか、「粟おこし」というお菓子もあります。「粟」と
いいながら粟ではなく、米を蒸して餅状にし、これを薄く
伸ばして乾燥してから粒子径1mm程度に粉砕、整粒して少量の
ゴマ、生姜、黒砂糖など加えて、さらに混合。そして、熱して
溶かした砂糖や水飴にこの混合物を練り込み、固めてから、
食べやすい板状や角形にしたものが粟おこしです。昔からの
お菓子ですが、最近はもっと粒々の粒子径が大きいバニラ味、
アーモンド味、ピーナッツ味などもあり、人気があります。
粉砕、乾燥、分級、混合、混練、成形と数々の粉体操作を
経て作られ、粉体操作の固まりとも云えるこのお菓子、大阪の
おみやげとしておススメです。
(2015年9月メルマガより)