お雑煮と粉
師走です。何となく慌ただしい気分になりますね。
そうこうしているうちにお正月、
日本中がお雑煮をいただいて新年を祝います。
このお雑煮、各地でいろいろバリエーションがあり、
日本中同じではありません。
大まかに言えば、お雑煮に入れる餅は、
東日本は角形、西日本は丸形です。
また、近畿地方は白味噌仕立て、
それ以外の地方では、小豆汁もありますが、
大部分はすまし汁のようです。
中に入れる具はそれこそ、地域ごとにバラバラです。
そのお雑煮バリエーションの中にやっぱりありました!
粉を使ったお雑煮、奈良のきな粉雑煮です。
このお雑煮は、甘い白味噌仕立ての汁の中に
大根、ニンジン、サトイモ、それに焼いた
(焼かないこともあります)丸餅を入れて
煮立てたものです。
これを椀によそっていただくのですが、
丸餅だけは椀から取り出し、
砂糖をまぜたきな粉をまぶしていただきます。
白味噌ときな粉を付けた餅は想像されるように甘い、
でも美味しい!
きな粉の黄色は稲の稔った田んぼを
表しているとも言われています。
情緒がありますねぇ。
(2013年12月メルマガより)