粒子積層技術分科会

平成30年4月1日に発足した新規分科会です。

活動予定

 

粒子積層技術分科会とは

本分科会は目的指向技術系分科会の一つとして、粉体の積層技術に関する情報の収集・啓蒙を行うことを主体として活動している。特に実用化において直面している課題や共通的な基盤技術を取り上げることで、粉体積層プロセスの開発と改善に繋がる情報発信を目指す予定である。

専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について

スラリーの薄層コーティング等の各種湿式プロセス、及び、エアロゾルの沈着等の各種乾式プロセスを利用した粉体の積層技術は、素材としての粉体特性を、部 材・デバイス機能として有効に発現するために欠かせない。このうち湿式プロセスでは粒子積層膜の充填率制御、環境負荷の低減、大面積化、及び高速化を両立 するプロセス開発が進められており、特にウェット厚み100nm以下における精密積層技術と、ウェット厚み100μm以上における精密乾燥技術の構築は挑 戦的課題として注目されている。乾式プロセスでは基板上への粒子付着確率の向上、再飛散と飛沫再付着の制御、及び、粒径分布の精密制御が重要な技術課題で ある。さらに両プロセスに共通の課題として、異方性粒子の配向制御、粒子積層過程の可視化・計測法の開発、並びに、積層メカニズムの解明が挙げられる。
以上の背景から本分科会では、他の分科会との横断的連携による講演会、講習会および見学会を通じて、以下のような近未来技術について情報収集・発信を行う。
1)乾式および湿式ナノ粒子膜形成技術の深化とハイブリッド化
2)機能、目的で整理した粒子積層技術の体系化
3)傾斜膜、異方性膜、精密多層膜形成技術、3D化技術による高機能膜形成
4)粒子-粒子、粒子-基材界面の制御技術
5)粒子積層シミュレーション技術
6)マテリアルインフォマティクス(MI)の活用技術

当年度事業計画の概要と運営方針

  1. 中期活動テーマ
    1) 湿式および乾式粒子積層プロセス技術の応用例と課題に関する最新情報の収集とその発信
    2) 粒子積層技術の工学的体系化を指向した情報収集とその発信
  2. 平成30年度の事業計画の概要と運営方針
    事業計画概要:第1回分科会を微粒子ナノテクノロジー分科会との合同で2018年10月に、第2回分科会を2019年2月にそれぞれ開催し、湿式、乾式の各プロセスにおける粒子積層技術の現状と課題に関する情報収集を実施する。
    運営方針:湿式、乾式、および両者のハイブリッド化による粒子積層技術の開発と共通基盤の体系化についての情報収集とその発信を通じて、協会会員の活動へ貢献する。

世話人

コーディネータ 九州工業大学大学院 山村 方人
副コーディネータ 金沢大学 瀬戸 章文
代表幹事 (株)村田製作所 中尾 修也
副代表幹事 (株)日清製粉グループ本社 中村 圭太郎
幹事 キヤノン(株) 木曾 盛夫
堺化学工業(株) 矢野 誠一
ホソカワミクロンワグナー(株) 木村 尚司
日本化学工業(株) 田邉 信司
戸田工業(株) 林 一之

ロードマップ

活動報告

合同分科会 報告(微粒子ナノテクノロジー&粒子積層技術分科会)
               TOTOミュージアム 展示