送粉者

暖かくなるにつれて、さまざまな花が咲きだしました。
それらの花に誘われて色々な蝶やハチがやってきます。
小学生だった頃、理科の時間に「蝶々やハチは、花から
蜜をもらい、その代りに花粉を運ぶ」ということ習ったのを
思い出される方も多いと思います。

しかし、その花粉をオシベからメシベに運び、受粉をさせる
昆虫を含む動物を「送粉者(そうふんしゃ)」と呼ぶという
ことは余り知られていません。

蝶やハチをよく見ると、肢や胴体に毛が密生していて、
花粉が付着しやすくなっています。ハチの仲間には、その毛を
震わせ、帯電させて花粉を付着させたり、肢先が花粉を
持ちやすいような形になっているものもいます。カタツムリや
ナメクジは、そのねっとりとした体の表面に花粉を付けて
運びます。そのほか、ヤモリやトカゲ、コウモリ、鳥、サル
なども送粉者となります。中には花の蜜だけ採って、花粉を
運ばない盗蜜者もいますが、区別をつけにくく、やはり
送粉者と呼ばれるようです。

送粉者として馴染みが深い蝶やハチは、一匹が運ぶ
花粉の量は少ないのですが、受粉という面から見る非常に
効率がよく、個体数も多いので、果物など農作物の栽培には、
その存在を欠かすことができません。
(2016年4月メルマガより)

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