集じん分科会

活動予定

集じん分科会とは

最初に設立された分科会であり、集じん技術の多機能化、ろ布の耐久性・バグフィルターシステムのISO規準の制定、国際規格化に向けての海外との交流、教育活動などで継続的な活動をしている。近年は10年以上も重要な課題であった高温・高圧集じん技術に対して最新情報の収集、発信を行うとともに、ナノ粒子を含む超微粒子の分離性能の向上、さまざまなガス状成分の同時除去に向けた多機能化技術の調査研究を提供している。

専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について

・多くの分科会会員にとって重要なテーマであるフィルタ性能評価法および小型集じん装置に関する性能評価試験法などのISO化に関する活動を積極的に進めており、2024〜2025年に発行できる見込みである。
・微粒子除去性能の向上、集じん装置の高温・高圧化、他のガス状成分除去技術との複合機能化など、集じん分野における最新技術に関する調査・検討を継続して実施中である。
・バグフィルタをキーワードとする論文は2023年に42報、2022年に37報、2021年に26報、報告(内47報が中国の論文)されており増加傾向にある(いずれもSCOPUS調べ)。バグフィルタの操作条件による性能の向上、繊維の改質によるろ布自身の性能向上、バグフィルタによる環境浄化の実例などが主に報告されている。
・排ガス中のダスト濃度測定に関する知見を集約し、その自動化を進める検討を開始したい。

当年度事業計画の概要と運営方針


  1. 中期活動テーマ
    1) 分科会活動は、各幹事の役割分担を明確にし、本会合を3回/年程度開催、粉体技術者養成講座の充実、専門講座を本中期に一回程度開催を企画検討し、一層の活性化を図る。
    2) 集じん技術利用領域の拡大や様々な装置との合理的な組み合わせ等を目指し、他分科会との合同開催や他の学・協会との共催行事等を積極的に推進する。また、ユーザからの要望を積極的に調査する。
    3) 集じん技術委員会の国際規格化推進への支援を継続推進する。

  2. 2025年度の事業計画の概要と運営方針
    1) 分科会活動は、中期活動テーマに基づき、本会合を3回/年開催を企画する。他の分科会との合同開催、粉体工学会・研究会との共同開催などを積極的に行うとともに、本活動にて集じん機ユーザの要望調査を行う。さらに、本年度は規格委員会と共催で標準化セミナーを開催する。
    2) 粉体技術者養成講座は本年度も運営を継続する。開催場所は関東から関西圏内にて検討を行い、広く集じん技術を伝えることを可能とする。
    3) 集じん技術委員会への支援を前中期に引き続き支援する。

世話人

コーディネータ 広島大学大学院 福井 国博
副コーディネータ (一財)電力中央研究所 野田 直希
代表幹事 新東工業(株) 中根 幹夫
副代表幹事 アマノ(株) 中根 隆一
幹事 アマノ(株) 秋吉 純
幹事 ホソカワミクロン(株) 上村 富彦
幹事 集塵装置(株) 榎本 直弘
幹事 新東工業(株) 岡安 功史
幹事 日本スピンドル製造(株) 木嶋 敬昌
幹事 関西オートメイション(株) 北田 正人
幹事 麻益(株) 木村 勇男
幹事 ホーコス(株) 栗原 秀直
幹事 (株)アクトリー 澤守 忠
幹事 (株)マツシマ メジャテック 重枝 季伸
幹事 (株)日清製粉グループ本社 渋谷 映彦
幹事 中尾フィルター工業(株) 竹本 幸司
名誉コーディネータ (一財)電力中央研究所 牧野 尚夫

ロードマップ

活動報告

PAGE TOP