活動報告
食品粉体技術分科会 報告
2025年8月22日
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TOTO様よりご講演
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見学会の様子
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新潟大学工学部 田中教授のご講演
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集合写真①
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集合写真②
衛陶工場見学
衛陶工場見学は、実際に泥漿を型に流し込んで固めたパーツを職人の手によって繋ぎ合わせる接着作業を見学し、焼成炉と衛生陶器の最終検査工程の打音検査を見学しました。TOTO様独自の技術として他社では真似できない製造現場の強みを学ぶことができました。
TOTOミュージアム見学
TOTOミュージアムは2017年にTOTO創立100周年を迎える記念事業の一環として設立されており、歴代に製造された衛生陶器の製品の展示、トイレの歴史と今へ受けつがれるもの創りについて貴重な資料を見学することができました。
講演①
TOTO株式会社 執行役員 衛陶生産本部長 山﨑政男 氏
TOTO様の会社の成立ちから国内・海外拠点の製造品目と小倉工場にある研究開発について説明いただきました。衛生陶器の製造方法について調整工程・成形工程・施釉工程・焼成工程・検査・組立工程の説明を受けました。特に品質管理については全数検査を実施しており「良品の供給」するための実現方法について学ばせていただきました。
講演②
新潟大学工学部 材料化学プログラム 教授 田中孝明 氏
「食品・バイオプロセスにおける濾過分離」について濾過の実例、膜分離法の種類、産業用酵素の製造工程と実例を交えながら説明いただきました。微生物の分類、大きさと形状について説明いただき、産業用途で主に使用されるフィルタープレス、プリーツ型フィルターの構造を説明いただきました。濾過の理論、濾過助剤の利用、クロスフロー濾過の利用方法の具体事例を説明いただき、最後に生分解性プラスチック製濾過膜の開発、有効性について紹介いただきました。
小倉駅周辺に場所を変えて懇親会を開催しました。
分科会の垣根を越えて情報交換、親睦を深め、多くの方々にご参加いただき、活気のある大変有意義な懇親会となりました。
以上
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