活動報告

食品粉体技術分科会 報告

2025年3月19日

  • 見学会の様子①
    見学会の様子①
  • 見学会の様子②
    見学会の様子②
  • 見学会の様子③
    見学会の様子③
  • 羽倉コーディネータより開会挨拶
    羽倉コーディネータより開会挨拶
  • オタフクソース株式会社 吉田様のご講演
    オタフクソース株式会社 吉田様のご講演
  • ハカルプラス株式会社 中浦様のご講演
    ハカルプラス株式会社 中浦様のご講演
  • 五月女副コーディネータより閉会挨拶
    五月女副コーディネータより閉会挨拶
2月27日、2024年度第2回食品粉体技術分科会を開催しました。今回はオタフクソース株式会社様にご協力いただき、当分科会では新しい試みである「体験型」のイベントとして広島お好み焼き体験を経て、工場見学、ミュージアム見学を行いました。講演会ではオタフクソース株式会社様の食品開発へのAI技術の活用事例の紹介と、ハカルプラス株式会社様の計量トレース管理システムを用いたコンタミ対策についてご講演いただきました。以下に報告いたします。
 
●広島お好み焼き体験、工場見学、おこのミュージアム見学
広島お好み焼き体験ではオタフクソース様にしかない、世界で唯一の部署「お好み焼き課」のスタッフから広島お好み焼きを美味しく作るコツ・鉄板の仕組み・ヘラの使い方を学びながら、参加者全員が和気あいあいとした雰囲気のなかお好み焼きを焼き上げました。仕上に9種類ものお好み焼専用オタフクソースの中から好みのソースで味付けをし、各々個性ある広島お好み焼きを笑顔で美味しく試食することができました。工場見学では1時間に最大9000本のボトル詰めが可能なソースの充填ラインや出荷ラインを見学させていただきました。「Wood Eggお好み焼館」の「おこのミュージアム」では広島お好み焼きの歴史や文化、ソースの原材料、オタフクソース様の社史を懐かしいジオラマや分かりやすく楽しいパネルをもとに学ぶことができました。
●講演①
オタフクソース株式会社 取締役 研究室長 吉田 充史様より「味のデジタル化への取組み(AI)」についてご講演いただきました。
年間400~600件の商品開発依頼を受け、いかに迅速に多くの新商品を産み出していくかがR&D部門の課題であるため、2018年からDXを推進し、視覚・味覚・嗅覚・聴覚・触覚の5項目から「味の数値化」に取組んでいることを説明いただきました。また、IHIと共同開発した味のデジタル化ソフト「AIRS(エアーズ)」は理化学分析値(Brix・塩分・総酸・pH・粘度)と分校スペクトル分析値、言語データからAIを用いて、短時間で既存レシピの中からベンチマーク品に近しいレシピを総合的に、類似度の高い順番で抽出することができることを説明いただきました。
 
●講演②
ハカルプラス株式会社 計量事業本部 次長 中浦 崇様より「計量の今後 – トレーサビリティで紡ぐ食品品質」についてご講演いただきました。
食品トレーサビリティの定義、重要性、意義から、今後の計量における自動化の導入とデジタル技術の活用が食品産業の効率と品質を大幅に向上させることを説明いただきました。また、自動計量や手動計量の問題点やヒューマンエラーの対策を施したハカルプラス様が提供する粉体配合計量システム(TSU―CW)と計量制御システム(ロボット計量)の特長や、手動計量管理システム(TMS)の運用説明、導入メリット(製品品質の安定、コスト削減、業務の簡素化)、ポカヨケ対策について説明いただきました。
 

以上

 
本分科会の開催案内はこちらよりご確認いただけます

PAGE TOP