活動報告
食品粉体技術分科会 報告
2022年12月20日
-
講演の様子
-
次世代型精米プラントMILSTAの見学
-
選別加工総合センターを見学
-
集合写真
●講演①
株式会社サタケ 先行技術本部の原様より、光選別機へのAI技術の導入と今後の展開について講演頂きました。講演では、光選別機の種類と構造に関する説明を頂き、主として、対象となる原料の良品と不良品の判別を行う感度調整の部分においてAI技術が活用されているとの説明を頂きました。色,明るさ,形状,成分の違いによる識別に加え、人工知能による識別が加わることにより、オペレーターの熟練度やノウハウに左右されない選別感度設定が可能となるとのことでした。
●講演②
アズビル株式会社 エンジニアリング本部 木幡様より、AI技術を利用した異常予知検知システムについて講演頂きました。製造プロセスにおいて、各種設備の稼働状況や環境など操業データをビッグデータとして蓄積し、正常な振る舞いをAIが学習することで小さな異常予知を高精度に発見できるBig EYESシステムについて紹介を頂きました。同システムでは、非線形重回帰分析と多変量時系列分析の手法が用いられており、機械学習による監視モデルの自動生成とリアルタイム正常推定による異常予知検知を行っているとの説明がありました。
●施設見学
株式会社サタケ様に併設されている「次世代型精米プラントMILSTA(ミルスタ)」と「選別加工総合センター」の施設見学を実施しました。次世代型精米プラント施設では、お米の保存性を高める設備や最新の精米設備についての紹介があり、お米の種類による精米方法の違いなどの説明がありました。選別加工総合センターの施設では、X線選別機などの最新の選別機の紹介があり、お米を使用した選別試験の実演がありました。
●その他(15:45~16:00)
移動のバスの中で、山田名誉幹事より情報交流懇話会などの解説がありました。
以上