活動報告

造粒分科会 報告

2022年12月8日

  • 写真1 実習の様子
    写真1 実習の様子
  • 写真2 造粒分科会アドバイザー 吉原伊知郎氏
    写真2 造粒分科会アドバイザー 吉原伊知郎氏
  • 写真3 入場時の様子
    写真3 入場時の様子
  • 写真4 講義室の様子
    写真4 講義室の様子
2022年11月9日、株式会社ダルトン イノベーションプラザにて、「基本的な造粒原理・造粒装置の理解と体験」をテーマとし、5種類の造粒装置(転動造粒機、押出造粒機、高速攪拌造粒機、噴霧造粒機、流動層造粒機)を用いて、2日間に亘り、技術実習会を実施しました。基調講演がなされた後、各実習装置の担当者から装置の構造、特徴を紹介頂き、最後に実習内容に関して説明して頂きました。その後、30名の受講者を5班に分けて実習を行い、5機種すべてを体験して頂いた。2日目には、総合討論の場を設け、各装置の実習内容を振り返り、質疑応答を行いました。(写真1)
 

基調講演:
造粒分科会アドバイザー 吉原伊知郎氏に基調講演(題目:造粒の基礎から最新の造粒技術までを俯瞰する)を行って頂きました。造粒の目的としては、偏析の防止、流動性の向上、溶解性の制御、発塵の防止、機能性の付与などがあるが、それらについて詳細な説明がなされました。その後、様々な原理に基づいた造粒方法が示され、例を用いて、所望とする造粒物が得られる造粒方法について提示がありました。最新の造粒技術としては、連続滴下凍結及び回転式凍結乾燥による球形凍結乾燥顆粒製造システムについて紹介がありました。(写真2)
 

今回の分科会は実習ということもあり、久しぶりの対面での開催となりました。このため、入場時の検温や手指消毒、ウィルス除去スプレーの配布、講義室でのサーキュレーターによる換気、扉の開放、CO2濃度測定、実習室での扉の開放といった新型コロナウィルスに対する感染予防対策を実施しました。(写真3, 4)
 

実施後のアンケートの結果より、「大変参考になった」との意見が83%あり参加者にも満足いただけたと思われます。
最後となりましたが、技術実習会の会場およびサポート要員を提供頂いた株式会社ダルトン殿、実習に必要な造粒装置および講師などの提供および派遣頂いた各造粒装置メーカー(大川原化工機株式会社殿、株式会社ダルトン殿、日本アイリッヒ株式会社殿、株式会社パウレック殿、吉原伊知郎技術士事務所殿)に感謝申し上げます。
 

以上

                  

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