活動報告
計装測定分科会 報告
2022年9月26日
-
増田先生の講演
-
森先生の講演
-
後藤先生より開会・閉会のご挨拶
-
各計測機メーカーからの講演
-
各装置の実験動画を使用しました
9月20日、第1回分科会として「粉体技術者養成講座」をオンラインで開催しました。計測の基礎としての動特性・静特性、測定における数理統計の基礎、粒⼦径測定についての基礎と各論、粉体特性評価法、粉体プロセスでの粉体の流動性と流量・レベル計測方法を講義頂きました。以下に報告します。
① 計測・測定の基礎(京都大学名誉教授 増田弘昭先生)
粉体プロセスではどのような計測が必要であるかを示し、計測の原理や粉体試料のサンプリングについて理解する。
② 粒⼦径分布測定の基礎(同志社大学名誉教授 森康維先生)
粒⼦径分布の測定は、最も基礎的な情報である。この測定法の種類を知ると共に、広く使⽤されているレーザ回析・散乱法と動的光散乱法、及びゼータ電位測定について理解する。
次に幹事企業より、各原理の装置についてビデオ付きプレゼンにより、前処理を含めた測定手順と、注意事項の説明をしました。
(1)レーザ回折 湿式 (マイクロトラック・ベル株式会社)
(2)レーザ回折 乾式 (株式会社堀場製作所)
(3)動的光散乱 (大塚電子株式会社)
(4)動的画像 (株式会社セイシン企業)
③ 粉体の物理的・化学的特性(森先生)
粉体の密度、⽐表⾯積、ぬれ特性、および粉体の組成・成分の測定法についての知識を習得する。
④ 粉体プロセスにおける計測(増田先生)
粉体の流動特性の特徴を理解し、粉体流量と貯槽内粉体レベルの計測についての知識を習得する。
講師は、本分科会の現コーディネーターの森先生と前コーディネーターの増田先生にお願いし、基礎的な内容を中心にお話いただきました。また、今年から、幹事企業により、実際の装置での測定手順をビデオ付きプレゼンで紹介いただきました。
次世代の粉体技術者に幅広く門戸を開く目的で、大学院生の皆様には無料で参加いただき、オンライン開催のメリットを活かし、全国から多くの学生さんにご参加いただきました。