活動報告

トップページ > 活動報告 > 分科会活動 > 粉砕分科会 > 粉砕分科会 報告(食品粉体技術分科会と合同)

粉砕分科会 報告(食品粉体技術分科会と合同)

2024年3月26日

  • 写真① 集合写真
    写真① 集合写真
  • 写真② 羽倉食品粉体技術分科会コーディネータの開会の挨拶
    写真② 羽倉食品粉体技術分科会コーディネータの開会の挨拶
  • 写真③ 本村様のご講演
    写真③ 本村様のご講演
  • 写真④ 正田醤油株式会社館林東工場の見学の様子
    写真④ 正田醤油株式会社館林東工場の見学の様子
  • 写真⑤ 講演会の様子
    写真⑤ 講演会の様子
  • 写真⑦ 嘉村様・中島様のご講演
    写真⑦ 嘉村様・中島様のご講演
  • 写真⑥ 木俣先生のご講演
    写真⑥ 木俣先生のご講演
  • 写真⑧ 内藤粉砕分科会コーディネータの閉会の挨拶
    写真⑧ 内藤粉砕分科会コーディネータの閉会の挨拶
2024年3月1日、2023年度第4回粉砕分科会は、食品粉体技術分科会との合同分科会で、正田醤油株式会社様に多大なるご協力を賜り、「粉体の取り扱い -粉砕におけるエネルギー効率と効率的なハンドリングシステム-」と題して、正田醤油株式会社 館林東工場と株式会社日清製粉グループ本社 製粉ミュージアムの見学会並びに関連技術の講演会を開催しました(写真①)。
 
はじめに、羽倉義雄食品粉体技術分科会コーディネータより開会のご挨拶がありました(写真②)。
ご挨拶のあと、正田醤油株式会社 館林東工場工場長 本村敏明様から、正田醤油株式会社や製品のご紹介および館林東工場の概要や特徴をご説明いただきました(写真③)。正田醤油株式会社は、明治6年の創業で150年間、発酵技術や醸造技術を継承しながら、一方で常に技術革新にも取り組んでいることなどをご紹介いただきました。また、小麦の粉砕にはノウハウがあるなど興味深いお話も聞けました。
 
その後、参加者を2班に分け、正田醤油株式会社 館林東工場と製粉ミュージアムを見学させていただきました。
正田醤油株式会社 館林東工場では、原料(大豆・小麦・塩)から醤油ができるまでの製造工程を見学しました(写真④)。館林東工場は、最新の醸造技術と生産管理システムを用いて、高品質・高生産性、安心安全な製品づくりを実現し、太陽光発電などのクリーンなエネルギーの採用と強力な排水処理システムを導入しており、環境にも配慮した工場でした。
 
製粉ミュージアムでは、新館で最新の製粉技術が体感でき、さらには、小麦や小麦粉に関する様々な知識を学ぶことができました。また、創業期より事務所として使用されていた建築物の本館では、日清製粉の創業からの歩みや創業時の機械製粉などをご紹介いただきました。
 
見学会の後、講演会を行いました(写真⑤)。
講演①として、山形大学工学部システム創成工学科教授 木俣光正先生から「粉砕の基礎と応用」と題して、粒子径分布や粉砕理論、粉砕エネルギーなどの粉砕の基礎とメカノケミカル効果やメカノケミカル重合反応、粉砕による新たな材料製造法などの粉砕の応用をご説明いただきました(写真⑥)。
講演②では、日清エンジニアリング株式会社 営業部部長代理 嘉村徹也様と粉体事業部主査 中島千秋様から、「食品粉体のハンドリング機器-マトコンシステムのご紹介-」と題して、粉粒体用コンテナシステムのマトコンをご紹介いただきました(写真⑦)。マトコンは、並行バッチ生産で少量多品種製造を実現し、生産効率の改善と品質向上が可能なシステムであり、食品のみならず金属、ガラス、化学などで実績があるとのお話しでした。
 
講演会終了後、内藤牧男粉砕分科会コーディネータの閉会のご挨拶にて、合同分科会は閉会しました(写真⑧)。
合同分科会後の懇親会では、参加された方々の交流が活発に行われ、親睦を深めることができました。
最後に、今回の粉砕分科会本会合にご参加いただいた方々や運営に携わっていただいた方々に心より感謝いたします。
 

以上

本分科会の開催案内はこちらよりご確認いただけます。

PAGE TOP