活動報告
粉体ハンドリング分科会 報告
2024年9月6日
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粉体ハンドリング分科会 松坂コーディネータ
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粉体ハンドリング分科会 河府副コーディネータ
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集合写真
2024年7月22日~23日、2024年度第1回粉体ハンドリング分科会は、粉体工学会 機械的単位操作に関する産学連携研究会と共同で別府国際コンベンションセンターにて開催しました。今回は「脱炭素への取り組み」をテーマとして、初日に「粉体ハンドリング分科会」主催の講演会を、2日目には粉体工学会「機械的単位操作に関する産学連携研究会」主催で日本製鉄株式会社九州製鉄所大分地区の工場見学会を開催しました。
7月22日の講演会では、はじめに松坂修二粉体ハンドリング分科会コーディネーターより挨拶がありました。
挨拶のあと、講演1として大分工業高等専門学校都市・環境工学科教授の一宮一夫氏から「持続可能社会実現に寄与するセメントを使用しないコンクリートの開発(火山堆積物、産業副産物等の利活用)」と題して、セメントに代わる高機能バインダーとして、ジオポリマーやアルカリ活性材料(AAM)の必要性及び研究開発状況、現状抱える問題点について講演していただきました。
講演2では、九州経済産業局カーボンニュートラル推進・エネルギー広報室長柿川恵介氏から「九州地域のカーボンニュートラル推進に向けて」と題してカーボンニュートラル/GXを巡る動きについて説明いただき九州の現状とポテンシャルについて講演していただきました。
講演3では、日本ガイシ株式会社エナジーストレージ事業部専任部長玉越富夫氏から「NAS電池における脱炭素への取り組み」と題してNAS電池の歴史や原理、構造、納入実績、活用事例等の講演をしていただきました。
講演4では、ソーラーフロンティア株式会社西日本支店長岡崎賢氏から「太陽光発電市場の動向と自家消費型太陽光発電システムについて」と題して自家消費型太陽光発電システムの説明及び設置事例等について講演をいただきました。
最後は、田中敏嗣粉体ハンドリング分科会コーディネーターの閉会の挨拶にて初日は閉会しました。各講演後には、様々な質問があり活発な議論が行われ、盛況のうちに講演会を終えることができました。その後の懇親会では、参加者同士の親睦を深めることができ参加された方々の交流が行われ、親睦を深めることができました。
7月23日の工場見学会では、はじめに、大分工業高等専門学校機械工学科教授尾形公一郎氏より挨拶をいただきました。挨拶のあと日本製鉄株式会社九州製鉄所大分地区プロセス技術室課長の江藤一郎氏から日本製鉄株式会社九州製鉄所大分地区及び粉体関連設備の概要を説明いただきました。大分地区は鉄の原料から製品出荷まで西から東への直線的なレイアウトにより効率よく生産されており、熱延鋼板及び厚板の最大の供給拠点となっている。工場見学では厚板の生産工程を見学させていただきました。
工場見学後最後に、河府賢治粉体ハンドリング分科会副コーディネーターの閉会の挨拶にて盛況のうちに閉会しました。
本分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます。