活動報告
粉体ハンドリング分科会 報告
2023年3月28日
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見学会の様子
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分科会の様子
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集合写真
まず初めに、海老原代表幹事、松坂コーディネータより開会の挨拶があり、株式会社鯨岡様からご挨拶等の後、工場見学を行いました。
1.ご挨拶 株式会社鯨岡 取締役相談役 倉谷正巳氏
日野町ならびに、株式会社鯨岡様の創業者、創業年数について古い歴史があること、各工場所在地、自社での紙袋製造機械専門のオーバーホール修理工場を持っておられ中古機械を海外へ販売なさっていること、製造している紙袋の種類用途についてもお説明を頂いた。完全密封袋の追求の為、紙袋へ実際の計量充填を見てもらうとした際、海外へ行くことになる為、時間、費用の面から実践及びシール状況を見て頂き推進していく目的として自社工場に海外製充填機INTEGRAを設置されたことについても御説明頂いた。最後に、株式会社鯨岡という会社、工場を知って頂き、紙袋を御使用頂く際には、御用命頂きたいと御挨拶を頂いた。
2.クラフト紙袋について 株式会社鯨岡 執行役員 営業本部長 野田真志氏
主な営業品目の紹介、充填される原料関係の種類、その他軽包装の布袋等、デザインメモ帳、ギフトセット等も手掛けていることや、ドイツとの深い関係からbordbar社の航空機機内カートのデザインも行われているなど異業種に関わっておられること、麻袋からベーツ袋、紙袋になった経緯、紙袋の製造工場に柱が1本もないこと、昭和48年のピーク時の生産額に比較し2022年度の生産額が3割から4割程度と大分少なくなってしまった現況、理由についてもお話頂いた。他、紙袋の種類、用途、充填方法、紙袋の製造方法(工程)等細かく御説明を頂いた。
3.INTEGRA充填機について 株式会社コーレンス 第二営業本部 第一部課長 渡邉大介氏
㈱コーレンス様の会社概要、事業内容、HAVER&BOECKER社の、充填機INTEGRAについて御説明頂いた。縦型インペラー式の充填式となり効率も良く、ウルトラソニックシール式で充填後の投入口は超音波シールとなっており、通常シール方法に比較し部品の消耗摩耗に対し部品交換等の費用が削減できコスト回収に繋がりメリットあること、計量充填精度、紙袋の向きを間違えても、紙袋が充填ノズルにしっかりセットされていなくても、検知し充填不良等発生しない等、制御されていること等細かく御説明頂いた。
4.工場見学
2班に分かれ、紙袋製造工場の見学をさせて頂く。ロール紙から印刷、製筒、底貼り、検査まで見せて頂いた。また、充填機INTEGRAについては、実際に原料充填、シールまで見せて頂き、色々なセンサ、制御がありよく考えられている充填機であることが理解でき、紙袋の仕様、充填方法等学ばせて頂いた。
最後に、河府副コーディネータより、株式会社鯨岡様に御礼が申し上げられ、盛会のうちに閉会いたしました。
以上
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