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粉体シミュレーション技術利用分科会 報告

2020年1月23日

  • 最新情報フォーラムの様子
    最新情報フォーラムの様子
  • 出展社プレゼンテーションの様子
    出展社プレゼンテーションの様子
2019年10月17日~18日、粉体工業展大阪2019の併催イベントとしまして、当分科会の企画による「製造業における粉体シミュレーションの活用」と題した講演会及び「粉体シミュレーション出展社プレゼンテーション」を開催いたしました。下記に報告いたします。

□最新情報フォーラム 10月17日(木)13:00~15:25
「製造業における粉体シミュレーションの活用」と題した技術講演会を実施した。学業界からは最新の粉体シミュレーションの研究成果、産業界からはその応用例を講演頂いた。

1.粉体シミュレーション技術とその未来展望
東京大学大学院 酒井幹夫 氏
粉体シミュレーションの最新の数値解析モデルの解説および多数の検証事例を発表頂いた。DEM-MPS法やDEM-VOF法などの連成手法を用いた粉体と気体、液体の混相流の計算例を紹介頂き、粉体シミュレーションの産業利用の更なる可能性を感じる講演であった。
2.粉体挙動のDEMシミュレーション技術(粉体の流動化挙動から付着・凝集挙動まで)
大阪大学大学院 田中敏嗣 氏
長年に渡り粉体シミュレーションの研究に取組まれている同氏から、DEMの成り立ちや基本理論を分かりやすく解説頂き、シミュレーション初心者にとって大変参考となる講演であった。
3.日本製鉄における粉体シミュレーションの活用事例
日本製鉄㈱ 三尾浩 氏
企業の視点から粉体シミュレーションの活用の注意点について、高炉内における鉄鉱石やコークスの流動解析の事例を交えながら解説頂いた。シミュレーションの産業利用において、実験との比較検証が重要であることが分かる内容であった。

□出展社プレゼンテーション
10月16日(水)、18日(金)の二日間に渡り、粉体シミュレーションベンダー、計測メーカー、装置メーカーの計10社から各社製品の最新情報を紹介頂いた。

2019年10月16日(水)13:30~15:05
1.実形状を使った高精度で高速な粉体シミュレーションの適用で設計を効率化!
㈱IDAJ 河口博史 氏
2.粒子流動ソフトP.D.の最新機能の紹介
㈱CPFD Lab 宮本義弘 氏
3.CFD 視点からのDEM 開発(Discrete Element Method)
㈱ソフトウェアクレイドル 北野有哉 氏
4.3 次元ボールミル(3次元リアクター)と従来の2 次元遊星ボールミルの効果比較
㈱ナガオシステム、長尾文喜 氏
仙台高等専門学校 遠藤智明 氏

2019年10月18日(金)13:30~15:30
1.粉体解析と機械学習の連携についてー粉体パッキングと、解析結果の評価の例
㈱インサイト 三好昭生 氏
2.(粉体の落下偏析解析事例公開)粉体シミュレーション「iGRAF(アイグラフ)」のご紹介
㈱構造計画研究所 山口賢司 氏
3.GPU対応・汎用非球形DEMソルバー”ROCKY”のご紹介
ステイシフト㈱ 今市健太 氏
4.粉体シミュレーションソフトウェアEDEMの最新機能紹介と活用事例
DEM Solutions Japan/サイバネットシステム㈱ 河野稔弘 氏
5.スーパースロー動画による粉体挙動の可視化
㈱フォトロン 桑原譲二 氏
6.粉体シミュレーション・ソフトウェア「Granuleworks」のご紹介
プロメテック・ソフトウェア㈱ 大串肇 氏

以上
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