活動報告

トップページ > 活動報告 > 分科会活動 > 粉体シミュレーション技術利用分科会 > 粉体シミュレーション技術利用分科会 報告

粉体シミュレーション技術利用分科会 報告

2025年11月28日

  • 東京大学大学院 酒井教授の講演
    東京大学大学院 酒井教授の講演
  • プロメテック・ソフトウェア(株)川本様
    プロメテック・ソフトウェア(株)川本様
  • アルテアエンジニアリング(株)河野様
    アルテアエンジニアリング(株)河野様
  • (株)構造計画研究所 加藤様
    (株)構造計画研究所 加藤様
  • シーメンス(株)中田様
    シーメンス(株)中田様
  • (株)インサイト 三好様
    (株)インサイト 三好様
2025年10月15日、POWTEXⓇ2025(第45回国際粉体工業展大阪)の併催イベントとして、「粉体シミュレーションセミナー」を開催しました。粉体シミュレーションセミナーでは1件の講演と5件の製品プレゼンテーションを行いました。以下に報告いたします。
 
【講演】
デジタル時代の粉体工学:DXが変える現場
東京大学大学院 工学系研究科 原子力国際専攻 教授 酒井幹夫 氏
(講演概要)
酒井教授は、Society 5.0の実現に向けてサイバー空間とフィジカル空間を融合したデジタルツインが重要であると述べ、そのためのシミュレーションモデル化技術の必要性を強調した。特に粉体シミュレーションは粒子数が多く、計算資源を大量に消費するため、効率的かつ精度の高いモデル化が求められる。講演では、SDF法やIBM法、粗視化モデルの技術が紹介された。SDF法は3D形状の認識を効率化し、IBM法は流体の境界認識を容易にする。粗視化モデルは多くの粉体を一つの塊として扱い、計算効率を向上させる。教示された計算事例では、粗視化モデルが計算時間を大幅に短縮できることが示され、さらに、サロゲートモデルが膨大なシミュレーション結果をAIに学習させることで計算時間を短縮する手法として紹介された。全体的に、これらのモデルの進展が今後の実用化につながる期待が持たれた。
 
【製品プレゼンテーション】
◆粉体挙動解析ソフト「Granuleworks」を活用した混合・攪拌プロセスの支援
プロメテック・ソフトウェア株式会社 エンジニアリング事業本部西日本支社営業チーム 川本圭慶 氏
◆粒子挙動解析ソフトウェアAltair EDEMの最新活用事例紹介
アルテアエンジニアリング株式会社 技術本部 テクニカルマネージャー 河野稔弘 氏
◆なぜ粉体・流体シミュレーションiGRAFで粉体プロセス課題が解決できるのか?
株式会社構造計画研究所 SBDエンジニアリング部技術マーケティング室 加藤翔真 氏
◆線形から非線形の世界 モデリングシミュレーション導入事例の紹介
シーメンス株式会社 事業開発ディレクター 中田昌彰 氏
◆生成AIを利用した自然言語による粉体シミュレーションの試み
株式会社インサイト 代表取締役  三好昭生 氏

以上

本分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます

PAGE TOP