活動報告
環境エネルギー・流動化分科会 報告
2018年6月20日
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集合写真
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設備の概要説明
本ごみ処理施設は甲府市、笛吹市、山梨市、甲州市4市から発生する一般家庭ごみ(一部事業者系ごみを含む)を広域収集し、流動床式ガス化溶融炉にて処理する最新式ごみ処理炉である。収集形態の異なる4市のごみ事業を一から見直し、まとめ上げた御苦労はお話を聞き察するに余りあるものでした。
事業方式は施設建設・整備に加え、神鋼環境ソリューションと神鋼環境メンテナンスが設立した(株)甲府・峡東環境サービスが20年間の運営事業も請負う、いわゆるDBO(Design Built Operation)案件です。
本施設の処理能力は369t/日(123t/日炉×3炉)で、定格出力7700kWの発電機を備えており、発電効率22.8%の高効率発電を可能とした施設で、不燃ごみ、缶・ビン・ペットボトルや紙類のリサイクル施設も併設されていることも本施設の特徴の一つであり、地域の資源循環拠点としての役割のほか、リサイクルの啓蒙・環境教育育成の活動拠点としての機能が期待されています。
見学会当日は、数日前に関東・甲信地方に梅雨入り宣言されたにも係わらず快晴。気温30℃近くの真夏日の中、施設見学ルート内は快適な空調が施され、外の暑さを忘れるほどでした。発注元の甲府・峡東地域ごみ処理施設組合代表の方のご挨拶を頂いた後、運営を受け持つ甲府・峡東環境サービス様からの説明があり、一同熱心に聞き入りました。丁寧な説明は感動すら覚えました。施設見学終了後、甲府駅近くのワイナリーに立ち寄り、この地にワイン製造を根付かせた当時の苦労話を楽しく聞けたことも収穫でした。技術懇談会は甲府駅近くのほうとう店で行い、闊達なご意見も頂戴しながら盛況理の内に解散となりました。
以上