活動報告
環境エネルギー・流動化分科会 報告
2017年4月17日
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JFEエンシニアリング㈱゛山本氏による講演
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グリーンエナジー津プラント見学風景
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木質チッフ゜ヤート゛とホ゛イラ全景 煙突高さは約50m
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ホ゛イラー前での集合写真
本発電所は原料(燃料)を近隣から収集される木質バイオマスのみならず東南アジア諸国から輸入されるPKS(パームやし殻)も混焼することが特長のCFB(循環流動床ボイラ)です。 このため立地的にはPKSの船舶からの荷揚げが容易なJFEエンジ敷地内の港湾岸壁付近に建設されています。
㈱グリーンエナジー津(以下GETと称す)というSPCを設立しGETは発電事業を20年間の包括運営(O&M)を行います。また発電した電力はFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用し新電力会社アーバンエナジー㈱(JFEエンジ子会社)に売電する仕組みとなっています。また地元津市の「バイオマス産業都市構想」とも包括連携協定を締結し再生可能エネルギーの普及促進に貢献していく、とされています。
発電所概要としては、循環流動床ボイラ (JFEエンジ製)にて6.3MPa×483℃×85ton/hの蒸気を発生させ、抽気復水型蒸気タービン(JFEエンジ製)にて約20メガワットの電力を生産します。この電力は約44,000世帯分の電気代に相当する。燃料は①PKS(年間11万トン) ②木質チップ(年間2.5万トン)です。
見学会当日、関東・中部地方は午前中 雨というあいにくの天候だったが昼過ぎ頃から雨は止み、一安心。このような中、定員の30名を越える見学者が参加。懇親会は津市駅近くに場所を移し開催され、闊達なご意見も頂戴しながら盛況の内に解散となりました。