活動報告

混合・成形分科会 報告

2024年11月13日

  • PTC 松本様のご講演
    PTC 松本様のご講演
  • シオノギファーマ 谷野様のご講演
    シオノギファーマ 谷野様のご講演
  • シオノギファーマ 六車様のご講演
    シオノギファーマ 六車様のご講演
  • 菊水製作所 伏見様のご講演
    菊水製作所 伏見様のご講演
  • 工場見学風景①
    工場見学風景①
  • 工場見学風景②
    工場見学風景②
  • 集合写真
    集合写真
2024年11月1日、医薬品の打錠機を日本国内に初めて導入した老舗企業である㈱菊水製作所様に全面的にご協力いただき、講演と見学会を開催しました。以下に報告いたします。
 
(1)講演①
 ㈱菊水製作所 技術部 伏見伸介氏には、事業所案内及び取り扱われている打錠機の歴史を絡めた製品紹介及び打錠機の構造と様々な錠剤の打錠方法をご紹介いただきました。㈱菊水製作所様は昭和3年に米国製打錠機を研究し、国内初となる国産打錠機を開発されて以来、長年培ってこられた粉体圧縮・打錠技術をもとに常に新しい打錠機の開発に邁進されており、現在力を入れられている最新の直打用連続生産システムである「CRA-RIS SYSTEM」もご紹介いただきました。
(2)講演②
 打錠機を実際に使用されている株式会社シオノギファーマ様の谷野忠嗣氏、六車嘉貢氏のお二方には、打錠の基礎として打錠障害とその対処法、次いで打錠機の組み立て作業に最新のAR技術を応用した事例を、またそのAR技術として実際に使用されているVuforiaシステムの活用事例を、PTCジャパン株式会社の松本順氏よりご紹介いただきました。
(3)工場見学
 場所を御池分工場へ移し、CRA-RIS SYSTEMとNIRを使用した分光分析器の見学、及びVuforiaシステムの実体験を行いました。
CRA-RIS SYSTEMは色違いのダミー粉を流して、連続混合や打錠の様子を見せてもらい、連続混合のシステムと混合不良発生時に打錠機からその部分のみを排除する仕組みを実演していただきました。またその混合不良を検出するためのNIRによる検査方法も詳しく説明いただきました。
Vuforiaシステムは、iPadを使用して、予めダウンロードしておいた打錠機のVR画像による組み立て手順及び組み立て具合の検査過程を、実際の打錠機と照らし合わせて確認しながら組み立てていく作業を実体験させてもらいました。実際に使ってみないとイメージし難いかと思いますが、かなり画期的なシステムであり、今後も導入事例はますます増えていくであろうと感じました。
 
募集定員一杯の多くの方にご参加いただき盛況な分科会となりました。このような場をご提供いただいた㈱菊水製作所様には感謝申し上げます。また丁度分科会開始時刻から雨が降り出し、生憎の天候となってしまいましたが、工場移動の際には㈱菊水製作所の社員皆様に傘をさしていただくなどお心遣い賜り、合わせて皆様に御礼申し上げます。
 

以上
PAGE TOP