2023年12月1日

2023年11月22日、2023年度第2回混合・成形分科会は、「セラミックスの成形技術」をテーマにして、セラミックスの3Dプリンターに関する講演と見学会を、新東工業㈱様と新東Vセラックス株式会社様の全面協力のもと開催しました。
 
講演は新東工業株式会社の小島氏から「3Dセラミックス成形技術の紹介」と題し、同社で取り扱っている3Dプリンター3機種（光造形(SLD)方式、フィラメント溶融(FFF)方式、3Dスクリーン方式）の特長や用途などを解説していただきました。次いで産業総合技術研究所の堀田氏より、「セラミックスの乾式プレス成形用粉体造粒および粉末積層造形技術」と題し、圧縮成形用の造粒粉末の製法の違いによる物性差と成形体特性との関係、更には粉末積層造形における各工程での、粉末やバインダーの選定が成形体にどう影響するのか、など成形を行う上での要点を詳しく解説していただきました。
 
工場見学は、場所を新東Vセラックス㈱様へ移動し、同社で実際に導入された3機種の3Dプリンターを見せていただき、また、実際に3Dプリンターにより製作した造形物のサンプルを手に取りながら、その緻密な出来具合に感嘆しました。
3Dプリンターという最新の技術を話題として開催したこともあり、盛況のうちに終えることができました。このような場所をご提供いただいた、新東工業株式会社の皆様には心より感謝いたします。
 

 
本分科会の開催案内はこちらよりご確認いただけます。