活動報告

混合・成形分科会 報告

2022年12月8日

  • 森先生の講演①
    森先生の講演①
  • 森先生の講演②
    森先生の講演②
  • 鈴木先生の講演
    鈴木先生の講演
2022年11月24日(木)、本年度第2回目の分科会として、法政大学小金井キャンパスを会場に、講演見学会を開催しました。見学は同大学の生命科学部環境応用化学科で、粉体に関連する材料工学などを研究されている3つの研究室を案内していただきました。
明石先生の研究室では、高温材料化学の分野での研究を生かし、燃料電池やセラミックス製品の構造部材の耐久性向上や、LEDからのレアメタル回収などの研究成果を見せていただきました。
石垣先生の研究室では、プラズマ化学の応用として、セラミックスや金属ナノ粒子の合成法や、ナノ粒子をブロックのように積み上げて機能性を持たせる研究などを見せていただきました。
森先生の研究室では、セラミックススラリーの分散・凝集状態の評価方法に関する研究装置やその制御方法などを解説していただきました。
 

講演①「セラミックス及び電池電極材料の成形に関する研究」
法政大学 生命科学科 教授 森 隆昌氏
研究室も見学させていただいた森先生から「セラミックス及び電池電極材料の成形に関する研究」として、スラリー状態をどうやって評価するのか? 粒子径分布や粘度による評価方法のメリット、デメリットの解説と、森先生考案の評価方法である沈降静圧法の優位性を解説していただきました。
 

講演②「粒子を高密度充填するには?」
兵庫県立大学 名誉教授 鈴木 道隆氏
「粒子を高密度充填するには?」として、粒子の大きさや付着性など物性の影響や、粒子形状による充填率の違いなど、長年研究されてきた中で得られた知見を分かりやすく解説していただきました。
 

11月としては暖かい秋晴れの天候にも恵まれ、参加した人数はやや少な目ではありましたが、大変盛況な講演見学会になったと思います。ご参加いただいた方々や運営に携わっていただいた方々に心より感謝いたします。
 

以上
PAGE TOP