2018年9月20日

平成30年9月3日、株式会社徳寿工作所にて第1回分科会を開催しました。見学会は新社長の挨拶から始まり、続いて会社紹介が行われました。
徳寿工作所様は1924年東京浅草で創業、農家向け製粉機を工業化されたのが最初であり、その後混合機から乾燥機へと展開。近年では新しい混合機として無限ミキサーを開発されています。粉体を「混ぜる」・「分ける」の代表的メーカーであり、売上比ではふるいが最も大きく次が混合機、その次が乾燥機とのこと。また納入業界では、食品業界が最も大きく3割程度、次が医薬品業界であり両方合わせて50％以上をしめているとのことです。
品質では、サニタリー仕様と仕上げの良さに定評があり、これらの分野において大きな実績があるとの紹介でした。工場見学は、組立工場から上流工程へと進み、ショールームの見学および実験室を見学することが出来ました。タイミングよく出荷前のふるいや混合機を数台見学することが出来たのは幸いでした。
技術講演ではこれまでの開発経緯や苦労話などが披露され、実際に開発を行ってきた努力と成果のバランスの悪さは、参加者も共感するところが多いと思われました。
今回の報告では、混合機の製作工程にも触れていただけたことは、同じ機器メーカーとしては大いに勉強になりました。