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合同分科会 報告(計装測定&微粒子ナノテクノロジー)

2025年9月4日

  • 集合写真
    集合写真
  • 懇親会の様子①
    懇親会の様子①
  • 懇親会の様子②
    懇親会の様子②
2025年7月30日、計装測定と微粒子ナノテクノロジー分科会の合同で、アシザワ・ファインテック株式会社にて、ビーズミル粉砕・分散技術の講演会および見学会を開催しました。今回は、「~ 実際に見て・感じて納得! 粉砕と分散の「違い」をその場で数値化 ~」をテーマとしました。以下に報告いたします。
 
スケジュール:
1.開会挨拶  
2.講演 「ビーズミルによる粉砕・分散技術」アシザワ・ファインテック株式会社 
粒子技術研究所 主任研究員 石井利博様
昼食
3.ビーズミル粉砕・分散見学
4.測定装置見学(4班に分かれて見学)
①レオロジー特性
②動的光散乱法
③レーザー回折法
④TD-NMR
5.ビーズミル分解洗浄見学
6.計測結果報告会&ディスカッション
7.閉会挨拶 
その後、サッポロビール園千葉にて、アシザワ・ファインテックの皆様と懇親会を開催
 
開催前日に、アシザワ・ファインテック様のビーズミルにて、粉砕中の酸化チタンサンプルを粉砕時間ごとに採取し、4種類の測定装置で並行して測定を行い、データを当日のプレゼンで発表しました。
ビーズミルは、「粉砕」と「マイルド分散」の2種類の方法で行いました。粉砕では、粒子を破壊するのに対し、マイルド分散では、できるだけ一次粒子を破壊せず、分散をメインで行いました。
粉砕・分散開始後、30分、60分、90分、120分のサンプルについて、動的光散乱法(マイクロトラックベル)、レーザー回折・散乱法(スペクトリス)、レオメーター(アントンパール・ジャパン)、TD-NMR(マジェリカ・ジャパン)の4装置で測定を行いました。また、粉砕・分散後1週間以上経過したサンプルについても、各装置で測定し、粉砕とマイルド分散の違いを評価しました。
 
今回は、会員限定での少人数開催のため、細かいところまで見学が出来、質問への対応も十分に行えました。
本分科会での発表内容は多くの粉体関係者に有用であると考えられるので、さらに多くの測定器の情報を追加し、9月10日の第二回分科会(オンラインによる粉体技術者養成講座)でも共有する予定です。
 

以上

本分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます

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