2018年9月5日
今回の合同分科会は2日間にわたり、粉砕分科会、集じん分科会、粉体シミュレーション技術利用分科会、および粉体工学会の集塵技術の多機能化研究会との共催で、「石炭・廃棄物高度利用プロセスにおける粉砕・集じん技術開発とシミュレーション技術の活用」をテーマとした講演会を実施しました。あわせて見学会として、資源循環型社会の形成を推進するために策定された「岡山エコタウン」の関連設備見学も実施しました。
講演会では、石炭や可燃性廃棄物を熱利用する場合に利用される粉砕・集じんなど粉体プロセスの概要に関する講演、未利用資源活用に向けた粉砕技術の役割とシミュレーションの適用に関する講演、サイクロンの高性能化の現状および資源循環や効率的エネルギー利用への貢献に関する講演、ならびにシミュレーション技術の様々な粉体プロセスへの適用事例に関する講演が行われました。質疑応答も盛んであり、充実した講演会となりました。
今回の分科会は平成30年7月豪雨の直後に、被害のあった岡山県倉敷市で行われました。会場である倉敷ロイヤルアートホテル、見学先である水島エコワークス殿、JFE環境サービス殿、岡山県環境保全事業団殿の関係者各位のご尽力とご厚意によって予定通り実現できました。改めて関係者の方々に御礼申し上げます。
以上