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合同分科会 報告(混合・成形&粉体シミュレーション技術利用)

2023年8月1日

  • ①藤コーディネータの開会挨拶
    ①藤コーディネータの開会挨拶
  • ②大平洋機工 斎藤氏講演の様子
    ②大平洋機工 斎藤氏講演の様子
  • ③電力中央研究所 丹野氏講演の様子
    ③電力中央研究所 丹野氏講演の様子
  • ④ショートプレゼンの様子
    ④ショートプレゼンの様子
  • ⑤酒井コーディネータの閉会挨拶
    ⑤酒井コーディネータの閉会挨拶
  • ⑥懇親会風景
    ⑥懇親会風景

2023年7月19日、「混合・成形とシミュレーション」をテーマとして、粉体シミュレーション技術利用分科会と混合・成形分科会が合同で分科会を開催しました。実施内容はリアル開催での講演会で、混合・成形分科会 藤コーディネータによる開会の挨拶で始まり、本会合では混合・成形分科会より4題、粉体シミュレーション技術利用分科会より5題の講演を基調講演と各メーカーからのショートプレゼン3~4題をという構成で進め、最後に粉体シミュレーション技術利用分科会 酒井コーディネータの挨拶で閉会となりました。

混合・成形分科会からの基調講演は㈱栗本鐵工所の藤井氏から、「シミュレーションを利用した混練機の開発に関して」と題し、同社で取り扱っている混練機などの開発に、シミュレーションを活用した事例を交え、装置開発とシミュレーションの係わり方、装置スケールアップに対するシミュレーションへの期待について解説していただきました。

粉体シミュレーション技術利用分科会からは、後半の学術講演およびショートプレゼンが行われました。
学術講演 電力中央研究所・丹野氏による講演では「火力発電のカーボンニュートラルに貢献する粉体シミュレーション」では、石炭ガス化複合発電(IGCC)での石炭のガス化反応の、火力発電技術の高効率化・低エミッション化に資するための新たな火力発電技術の開発での粉体シミュレーション技術を紹介いただきました。
以下、ショートプレゼンの概要を記します。
・インサイト・三好氏の講演「粉体解析とデータサイエンス 及び粉体生成ソフトMeshman‗ParticlePacking」では、連続体力学でのデータサイエンスの紹介と、DEMの機械学習を事例紹介(計算コストの削減)とParticlePacking(粒子の初期配置プリソフト)の紹介をいただきました。

・アルテアエンジニアリング・河野氏の講演「Altair EDEMによる粉体シミュレーションの紹介」では、粉体材料の混合・湿式混合シミュレーションと機械学習による計算コストを低減の手法を紹介いただきました。

・サイバネット・石田氏の講演「粉体成形プロセスのシミュレーションにおけるFEM、DEM各手法の強みと弱み」では、粉体成形プロセスシミュレーションでの各手法の特徴と問題点と各手法の強みを生かすシミュレーション連携の紹介をいただきました。

・日清エンジニアリング・中島氏の講演「マトコン・コンテナ(IBC)システムとコンテナブレンダー」では、英国マトコン社の粉粒体用コンテナシステム(少量、多品種生産に最適なシステム)とマトコン コンテナブレンダー(幅広いバリエーションの混合が可能な)の紹介をいただきました。

ショートプレゼンは、各種混合機、混練機の紹介、シミュレーションソフトの紹介などが行われ、それぞれが今後シミュレーションに期待することや混合、混練の解析ツールとしての応用例などを話題とし、両分科会の今後のコラボレーションにも大いに期待できる内容になったと思います。
質疑は、対面での開催でスムーズに行われ、その後の懇親会でも活発な情報交換が行われ、盛況のうちに終えることができ有意義な分科会となりました。
このような場所をご提供いただいた、株式会社構造計画研究所の皆様には心より感謝いたします。

以上

開催案内は以下よりご確認いただけます。
混合・成形分科会はこちら
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