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合同分科会(微粒子ナノテクノロジー&バイオ粒子)報告

2026年6月24日

  • 集合写真
    集合写真
  • 山本先生のご講演
    山本先生のご講演
  • 笹辺様のご講演
    笹辺様のご講演
  • 瀧野様のご講演
    瀧野様のご講演
  • コスメティックセンターの見学①
    コスメティックセンターの見学①
  • コスメティックセンターの見学②
    コスメティックセンターの見学②
  • 技術開発センターの見学
    技術開発センターの見学
  • 情報交換会
    情報交換会
2026年6月16日、ホソカワミクロン株式会社本社(大阪府枚方市)にご協力いただき、「バイオ粒子プロセスとナノ粒子DDS技術の最新動向」をテーマとして、バイオ粒子プロセス分科会と微粒子ナノテクノロジー分科会との合同分科会を開催しました。下記に報告いたします。
 
開会にあたり、バイオ粒子プロセス分科会コーディネータの野村先生より開会挨拶を行った後、愛知学院大学薬学部・山本先生より基調講演をいただいた。その後、ホソカワミクロン株式会社マテリアル事業本部長の笹辺氏より会社概要および研究開発活動について紹介が行われた。続いて、同社製薬・美容科学研究センター長の笹井氏よりPLGAナノ粒子を用いた化粧品・医薬部外品開発に関する技術講演、医薬測定事業部の瀧野氏より各種測定機器に関する技術講演が行われた。講演終了後には同社研究施設および関連設備の見学を実施した。講演概要を以下に示す。
 
①「バイオフィルムに有効な高分子ナノ粒子DDS製剤の開発とセルロースナノファイバーの製剤応用」
愛知学院大学 薬学部 教授 山本 浩充 氏
細菌が形成するバイオフィルムは、感染症の難治化や薬剤耐性化の一因として知られており、その内部へ有効成分を効率的に送達するDDS(Drug Delivery System)技術の開発が求められている。本講演では、高分子ナノ粒子であるPLGA粒子を用いて薬物をバイオフィルム内部へ送達する技術開発事例が紹介され、ナノ粒子の粒径や表面特性が浸透性および薬効発現に与える影響について解説された。また、セルロースナノファイバーを医薬品製剤へ応用する研究についても紹介され、難溶解性物質の溶解性改善される製剤設計の可能性が示された。
 
②「PLGAナノ粒子を用いた高機能性化粧品・医薬部外品開発」
ホソカワミクロン株式会社 マテリアル事業本部 製薬・美容科学研究センター
センター長 笹井 愛子 氏
生体適合性および生分解性に優れるPLGA(Poly Lactic-co-Glycolic Acid)ナノ粒子は薬物や機能性成分の安定化および浸透性向上を実現する技術として注目されている。
本講演では、PLGAナノ粒子の製造技術とその特性評価方法について説明が行われたほか、化粧品および医薬部外品分野における応用事例が紹介された。特に、有効成分の徐放化や安定化、皮膚へのデリバリー性能向上など、ナノ粒子化による高機能化技術について解説され、産業応用の現状と今後の展望が示された。
 
③「ホソカワミクロン測定機器の製品紹介」
ホソカワミクロン株式会社 医薬測定事業部 事業部長 瀧野 康博 氏
粉体およびナノ粒子の研究開発や品質管理においては、粒子径、粒度分布、比表面積、密度、流動性などの物性評価が重要である。本講演では、ホソカワミクロン株式会社が展開する各種測定機器について紹介が行われた。ロングセラー製品であるPOWDER TESTERの最新機種から画像解析法粒子径分布測定装置パーシェアナライザーによる粒子径分布計測の個数基準による評価の重要性などを紹介下さった。
 
講演終了後、参加者を複数班に分けてホソカワミクロン株式会社の研究開発施設および試験設備の見学を行った。見学では、粉体計測装置、評価機器群などの紹介が行われ、実機を用いた説明を通じて粉体プロセス技術への理解を深めることができた。更にはマテリアル事業の新拠点である『ZEB』認定されたコスメティックセンターを見学した。同センターは、化粧品・医薬部外品分野における研究開発および製品化を支援する施設として整備されており、処方設計から試作、評価に至るまでの一連の開発プロセスを実施できる環境を備えている。研究開発した製品をその場で治験者により評価できる各種評価機器の見学を行った。参加者からは活発な質疑応答が行われ、粉体技術の新たな応用展開について理解を深める有意義な機会となった。
 
見学会終了後には情報交換会を開催した。情報交換会では、微粒子ナノテクノロジー分科会コーディネータの渡邉先生による乾杯の挨拶のもと、参加者間で活発な技術交流および意見交換が行われた。産学の研究者・技術者が分野横断的な議論を行い、今後の研究連携や技術展開につながる有意義な交流の場となった。最後に、バイオ粒子プロセス分科会副コーディネータの荻先生より閉会の挨拶が行われ、盛会のうちに合同分科会を終了した。
 

以上

微粒子ナノテクノロジー分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます
バイオ粒子プロセス分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます

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