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バイオ粒子プロセス分科会 報告

2025年12月11日

  • ご講演の様子1
    ご講演の様子1
  • ご講演の様子2
    ご講演の様子2
  • ご講演の様子3
    ご講演の様子3
  • 見学会の様子1
    見学会の様子1
  • 見学会の様子2
    見学会の様子2
  • 見学会の様子3
    見学会の様子3
  • 集合写真
    集合写真
2025年11月20日、「セルロースナノファイバー(CNF)とバイオプロセス」をテーマに京都市産業技術研究所および第一工業製薬株式会社のご協力のもと分科会本会合を開催しました。双方ともに100年以上の歴史をお持ちで、京都の地で京都の文化・産業とともに歩んでこられたことがご講演などからも伝わり、非常に印象的でした。
 
CNFについては、京都市産業技術研究所では、京友禅などの染色技術をCNFに応用した染色CNFの研究から、バイオプラスチックを含む樹脂との複合材料の研究、ランニングシューズなどに応用されるCNF強化プラスチック発泡体の研究と多岐にわたる研究について見学と併せて紹介いただきました。また、第一工業製薬からは、TEMPO酸化技術によるCNFの乳化機能や分散機能といった特徴を活かし、インクや化粧品、セラミック、塗料、難燃性紙といった多方面への応用について紹介いただきました。見学時には、セラミックへの応用として京都市産業技術研究所と共同開発された薄く透明性の高い新たな作風の京焼・清水焼を拝見させていただきました。
 
また、京都市産業技術研究所からは、京焼の釉薬としての応用を目的とした金属ナノ材料の合成・制御技術について紹介いただくとともに、シリカ被覆磁性粒子に抗体を吸着させドットブロットやイムノクロマトへ応用することで検出感度向上等が期待される研究についてもご紹介いただきました。
 
さらに、第一工業製薬からは、ライフサイエンス事業として、カイコ冬虫夏草について、新規成分「ナトリード®」の発見およびその認知機能(認知機能速度、視覚的記憶力)維持に関する研究事例をご紹介いただきました。
最後に、見学させていただいた京都市産業技術研究所は、京都バイオ計測センターを併設しており、ゲノムからメタボロームまで各ステージの研究を支える分析計測機器が一体整備され、誰でも使用可能なオープンラボとして、スタートアップなどの研究開発を支える機能も有していました。機器の使用方法などのサポートも充実しており、非常に有益なセンターであると感じました。

以上

本分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます

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