混合・成形分科会 報告

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平成30年3月15日、第2回分科会として、ヤマサ蒲鉾株式会社及び兵庫県立大学大学院工学研究科 粉粒体工学研究室を見学しました。
 姫路駅から貸切りバスにて約40分北上し、ヤマサ蒲鉾夢前工場を訪問。最初に蒲鉾と竹輪作りの体験講習。材料の練り物を刃が無いことが特徴の専用包丁で練り上げ、蒲鉾と竹輪に成形。参加者は悪戦苦闘しながら形にし、蒲鉾は蒸し器に、竹輪は焼き機に投入して仕上げました。使用した練り物はヤマサ蒲鉾殿の中で最上級の物との事で、形はともあれ驚くほど美味でした。
 次に、2つの工場で竹輪とカニカマの2ラインを見学。私たちが実習時、包丁で練った部分は、サイレントカッターという特殊な擂潰機で練り上げ、苦労した成形部分は専用のラインで出来上がっていきます。そして、竹輪はトンネルオーブン、カニカマはトンネル蒸し機に入れられます。トンネルから出た竹輪や蒲鉾は急冷され、そのことによって保存料無添加にも関わらず日持ちする商品として提供されているとの説明がありました。

 工場見学終了後、バスで約10分の兵庫県立大学工学部キャンパスに移動し、粉体工学研究室を見学。ここでは佐藤根先生から「分散状態評価に基づくスラリープロセスの最適化」のタイトルにてご講演を頂きました。
スラリーの中では粉体粒子は単純に分散しているわけではなく、凝集、またはネットワークを形成してあたかも構造体のようになっていることがあるそうです。このスラリーの状態をいかに測定し評価するのかという講義の中で、身近な構造体形成スラリーの例として豆腐を挙げられていました。豆腐のタンパク粒子の構造体は可逆的に流動状態に戻ることはないのですが、静置すると構造体を形成し、外力を加えると流動するスラリーの作成に成功されたとの貴重なお話を頂きました。
 その後、粉体工学研究室の実験室を1時間かけて見学しました。

以上
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