活動報告
電池製造技術分科会 報告
2026年7月22日
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講演会の様子
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開会挨拶:倉谷コーディネータ
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大阪公立大学 棟方様のご講演
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ソフトバンク(株) 坂田様のご講演
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(株)ADEKA 撹上様のご講演
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(株)堀場テクノサービス 吉岡様のご講演
電気自動車(BEV)については、2025年度のテスラの販売台数が2024年度と比較して8.6%減少するなか、トヨタ自動車がbZ4Xをビッグマイナーチェンジするなど、アフォーダブルEVの波が広がってきているように感じられます。また、昨今の中東情勢の不安定化に伴う原油サプライチェーンリスクなど、1年前は想定されていなかった変化が生じている一方で、大規模な電力需要が想定されるデータセンターは様々なところで建設計画が進んでおり、今後の国内外におけるエネルギー需要供給バランスについては予断を許さない状況となっています。このような中、蓄電池への期待は益々高くなっており、本分科会が果たす役割も今まで以上に大きくなっているところです。
本年の第1回分科会では、大阪公立大学の棟方先生から、全固体電池の社会実装に向け先鋭的に研究開発を進めておられる大阪公立大学 全固体電池研究所の取組についてご紹介頂くとともに、ソフトバンク株式会社の坂田様から、HAPS構想に欠かせない蓄電池として有機正極二次電池の現状についてご講演頂きます。株式会社ADEKAの撹上様からは、次世代蓄電池の最有力候補として注目されている硫黄系正極二次電池の開発状況や課題等についてお話し頂きます。 また、講演会の後では、交流会(名刺交換会など)も企画しました。今回の2026年度第1回講演会参加者は、118名(うち見学会参加者45名)となりました。
①「全固体電池の研究開発~大阪公立大学 全固体研究所のご紹介」
大阪公立大学 全固体電池研究所 棟方裕一 様
棟方講師から全固体電池の研究開発および大阪公立大学 における全固体研究所の概要についてご講演を頂きました。全固体電池における課題と開発として半固体電解質シートの開発、バイポーラ構造での取組み、ドライプロセスの検討など現在までの成果、課題解決に向けての取り組みについて発表頂きました。
②「有機正極二次電池」
ソフトバンク株式会社 先端技術研究所 先端HAPS研究部 先端電池開発課 坂田大成 様
坂田講師から成層圏からのモバイル通信を可能する技術としてHAPS(High Altitude Platform Station)の概要説明と取り組み状況・課題についてご講演頂きました。HAPS技術の主要構成となる機体・通信技術、主要部材の中から採用される電池パックの特徴、開発目標(300~400Wh/kg)などNEDO委託事業の成果をベースに低レート・軽量化に向けた取り組みをロードMAPを指標にご説明頂きました。
③「硫黄系正極二次電池」
株式会社ADEKA 環境材料本部 電池材料開発研究所 電池材料評価室 室長 撹上健二 様
撹上講師から“硫黄系正極二次電池(Li-S:正極S、負極Li)”の活物質の概要から市場、開発状況、課題などんいついてご講演頂きました。また今までに国プロ(JSTプロジェクト)で取り組んだ成果の報告から世界の取り組み状況のご説明、同社でポリマー素材(SPAN:硫黄変性ポリアクリロニトリル)を適用する電池のNCM、LFPとの比較した場合のサイクル特性、充放電容量値などについてご講演頂きました。
④「HORIBAの電池材料向け分析装置のご紹介」
株式会社堀場テクノサービス 分析技術本部 吉岡ひかり 様
吉岡講師から同社の電池材料向け分析装置の取り組みについてご講演頂きました。
同社の会社概要、電池材料に適用される粒子分析装置のご説明、各種材料に対応する分析装置の適用例、評価などについてご講演頂きました。
以上
次回開催日 2026年10月15日(木)
開催場所/東京大学 先端技術研究所
本分科会の開催案内は、こちらよりご確認いただけます