造粒分科会

造粒分科会とは

造粒分科会では、さまざまな工業分野における優れた造粒技術を中心に紹介し、他分野での技術革新に応用できるよう期待して技術的な討論を企画、実施している。特に造粒技術は人間の感性に依存する部分が多いため、実運転における困難性や経験則的な手法と理論的な分析整理の上に確立した「技術・運転手法」を紹介していく方針である。
分科会運営に関しては、科研製薬(株)の高岡昌義氏・吉田技術士事務所の吉田照男氏、関口勲中央大学名誉教授・粉体工学センター荒井信男氏に協力をお願いしている。

専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について

造粒は,粉体材料のバルクハンドリング(偏析,圧密,流動,溶解,崩壊,輸送,保全等)向上と、機能性粒子を造る事を目的とした単位操作であるが,求められる粉粒体製品特性に合わせた造粒方法の選定とその運転条件が多種多様であるため,それぞれの方法で最適化されなければならない。さらに,粉体材料のナノ粒子や高分子、液晶,コロイド,生体分子などのソフトマター源材料を用いて,インテリジェントな多機能性発現するハイブリッドな粉粒体が求められ,それぞれの凝集体の成長速度過程を規定することが重要となる。一方,運転方式としても生産性の向上のためには連続操作が望まれており,平成27年度では連続式造粒システムの技術討論会を開催した。各種造粒法の連続操作化は可能であるが,造粒成長過程をモニタリングできる技術,造粒前の仕込み準備技術(混合),求められる造粒物特性の検査技術および均一特性化に向けた再循環プロセス技術など連続操作化のプロセス技術の改善が図られている。最重要課題は,凝集体粒子の成長過程を予測するためのメカニズムを構築することである。DEMシミュレーションにより粉粒体運動を予測できるようになってきているが,凝集体の成長速度過程をモニタリングできる造粒のシミュレーション技術の進展が望まれるので,その開発動向と技術レベルを技術討論会で情報提供する。

当年度事業計画の概要と運営方針

  1. 中期活動テーマ
    平成27年度の年間テーマは「最近の造粒技術で“連続操作”をキーワードにした新技術」を中心に、実際に現在使用されている連続造粒システムの分析と、新しく要求されている連続造粒運転の仕様との差異を明確にし、これからの基本的造粒技術、特に連続式造粒システムの展望を検討する。年間テーマに従って例年通り、3月に技術討論会/技術講演会を行い、また、同テーマに関わる造粒の現場に足を踏み入れて、現場の雰囲気を肌で感じる施設見学会を本年度も実行した。
    今までの年間テーマには、「機能性を付与する造粒技術」、「造粒技術の基本を見直す」「新しいエネルギーに関わる造粒技術」、「芸術文化に関わる造粒技術」、「健康・安全に関わる造粒技術」、「人間の五感に関わる造粒技術」等があった。28年度以降は、会員が業務を行う上で取得したい情報を提供に少し軸足を置き、地道に開発を続けている造粒機器メーカーの新技術を洩れること無く、分析・紹介し、ユーザーニーズとそれに答えるメーカーの技術・開発の努力を有効に繋げてゆきたい。今後も造粒による有用な複合物質の創成アプリケーションと、様々な分野の「最新、ユニークな造粒技術、造粒装置」を紹介し、この分野の啓蒙を続けてゆく。
    8月に実施した実習付き講座を定期的に行ってほしいとの回答を多くの参加者から得られたことに応えていくため複数年に一度ではあるが、分科会としてこのような講座形式の分科会を開催検討する。
  2. 平成29年度の事業計画の概要と運営方針
    年間テーマに従った「施設見学会」「技術討論会」を企画、運営を実施する予定

世話人

コーディネータ 中央大学 村瀬 和典
副コーディネータ 首都大学東京大学院 武井 孝
代表幹事 (株)ダルトン 桑原 敏之
副代表幹事 (株)奈良機械製作所 岩松 英敏
幹事 (株)アーステクニカ 石井 隆司
(株)パウレック 内田 和宏
日本アイリッヒ(株) 小川 嘉康
フロイント産業(株) 栗田 雄二
ライオン(株) 永野 達生
(株)栗本鐵工所 藤井 淳
(株)北川鉄工所 藤田 正俊
(株)菊水製作所 伏見 伸介
名誉幹事 吉原 伊知郎技術士事務所 吉原 伊知郎

ロードマップ

活動予定

 

活動報告

造粒分科会 報告
               講演風景

H27年度造粒分科会 報告
               綿野哲氏のご講演

H27年第1回造粒分科会 報告
               造粒分科会集合写真

合同分科会(食品粉体技術&造粒) 
               コーヒー豆の「生」と「焙煎後」サンプル

造粒分科会活動の歩み

造粒分科会のあゆみ
過去の分科会活動、要旨集の目次などを確認いただけます ⇒ 活動のあゆみ