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第4回粉体ハンドリング分科会 報告

2015年3月25日

  • 講演風景1
    講演風景1
  • 講演風景2
    講演風景2
  • 懇親会
    懇親会

平成27年3月11日(水)、東京八重洲ホールにて第4回粉体ハンドリング分科が開催されました。今回は「架橋の発生原因と対策技術」をテーマに架橋の発生に関する技術講演および架橋対策機器メーカー多数による製品紹介を行いました。懇親会では、会員、参加者間の親睦、交流、名刺交換が和やかに行われました。

●技術講演「架橋を生じる粉体特性と供給シミュレーション」
山形大学 大学院理工学研究科 准教授 木俣 光正 氏

粉体プロセスのトラブルの多くは「輸送」「供給・排出」「貯蔵」で発生しており、その主な原因は「付着」と「閉塞」である。付着性のある粉体の挙動を予測することがこのようなトラブルの解消につながる可能性がある。
圧密応力、流動度と空間率との関係は同じタイプの実験式に整理でき、圧密及び流動性に関する実験定数は安息角及び空間率と相関性がある。また、2次物性値の流動特性は安息角から推測可能である。これらの事から、粉体の物性を粉体輸送・供給装置に応用するため、スクリューフィーダーの供給特性と粉体物性との関係について調査した結果、供給速度はスクリューの回転数にほぼ比例すること、供給特性の代表値と粉体物性に関する流動度FIに関する実験定数との間に良好な相関性が得られる事が分かった。この結果を用いれば、安息角,スクリューフィーダーをDEM(拡散要素法)シミュレーションで表現ができ、また、付着性粉体の供給特性もDEMシミュレーションが可能である。
●製品紹介
振 動:ユーラスバイブレータとバイブロホッパ  ユーラステクノ㈱ 東京営業所 上原哲郎 氏
エアー:パルブラス・パルノッカー             カネキタ㈱ 営業開発部 橋本信行 氏
せん断:ビンスクレーパー                                    アイシン産業㈱ 技術部 システム設計課 川合俊行 氏
エアー:パルセーターランス                                ㈱西村機械製作所 木下淳友 氏
衝 撃:エアノッカー                                              ㈱セイシン企業 汎用機営業課 早川尚毅 氏
振 動:ブレーカーボーイ                                     東洋ハイテック㈱ 東京支店 営業部 白石洋一郎 氏
揺 動:エアレーション                                        ㈱ネオテック エンジニアリング部 プラント設計課 西川健司 氏

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