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第1回造粒分科会 報告

2017年10月20日

  • 施設見学風景1
    施設見学風景1
  • 施設見学風景2
    施設見学風景2
平成29年10月6日、今回の分科会は「機能性粒子創製の評価に、計測/測定は欠かせない!」をテーマとし、メカノケミストリーでご高名であり、粉砕分科会のコーディネータを長年勤めて頂いた、東北大学名誉教授齋藤文良先生のご講演および粒子測定および比表面積、細孔分布計測装置のトップメーカーであるマイクロトラック・ベル㈱様の本社と同敷地内に有る大阪アプリケーション ラボの見学を実施しました。

講演:
先ず、マイクロトラック・ベル㈱代表取締役社長 仲井和之様よりご挨拶を頂戴した後、東北大学名誉教授齋藤文良先生による「粉体物性計測技術が拓く科学・工学の扉 ~メカノケミストリー研究を通じて~」をテーマに粉砕を通しての造粒に関する解説をいただきました。
何れの操作も表面制御が重要である。材料開発のプロセスでは、固体内部・表面観察と物性計測が必要である。高度な粉体素材開発のためには、粉砕、造粒操作は重要な操作である。
等々に関するご講演を頂きました。予定時間では収まらないほどの多くの質問等が参加者からは寄せられました。

その後、マイクロトラック㈱営業推進室 室長 佐藤浩二様による「マイクロトラック・ベル製品紹介」“粉粒体の総合分析メーカー”~粒子径分布、粒子形状、比表面積・細孔分布、真密度、そしてスラリー分散性~と題した会社および製品に関する紹介を頂きました。

施設見学:
マイクロトラック・ベル㈱大阪アプリケーション ラボ様にて製造販売されている最新の粒子径分布測定装置、粒子形状・粒子径分布測定装置、スプレー粒子径分布測定装置等の粒子径測定装置および高精度ガス/蒸気吸着量測定装置、多検体BET比表面積測定装置等の比表面積、細孔分布計測装置を見学させて頂きました。マイクロトラック・ベル㈱のご好意により通常、見学は実施されていない製造現場への見学も実施して頂きました。
見学は3班に分かれて実施し、班ごとにマイクロトラック・ベル㈱の説明の方がアテンドして頂き、参加者からの質問についてはその場でご回答いただけると言う至れり尽くせりのご対応をいただけました。

技術交流会:
1時間と言う短い時間ではありましたが、マイクロトラック・ベル㈱のご好意により齋藤先生もご参加頂き、技術交流会を開催しました。各参加者からは、非常に盛況な質問および意見交換を行われ閉会となりました。
最後になりますが、当協会の活動に賛同頂き、今回の造粒分科会の企画および運営に全社を挙げご協力いただいたマイクロトラック・ベル㈱様には感謝いたします。

以上
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