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リサイクル技術分科会 報告

2019年11月12日

  • 分科会の様子
    分科会の様子
  • 集合写真
    集合写真
2019年10月3日、富山県のハリタ金属株式会社 射水リサイクルセンターにて第2回分科会を開催いたしました。下記に報告いたします。
■講演会:「循環経済の現状と新しいリサイクルビジネス」
講演者: ハリタ金属株式会社 代表取締役社長 張田 真 氏

経済産業省循環ビジネスビジョン研究会の委員である代表取締役社長 張田真氏に「循環経済の現状と新しいリサイクルビジネス」をテーマとし、張田氏のビジネス思想に基づいた次世代ビジネスモデルへの改革を自社での実体験を用いた内容で講演頂きました。
その講演内容は、“ビジネス商品を売れるものへ変革(付加価値化)する為のプロセス”や、同社のリサイクル事業を現在から次世代を見据えた「元素レベルで評価したリサイクルシステムの構築」や「モビリティーサービスへの適用」と実例を用いた改革構想をわかりやすく説明頂きました。また、今後問題となってくる“人材不足”についても、同社は注力しており、自社で人材確保する為の会社方針・リクルート活動とその成果を説明頂き、今後押し寄せてくるだろう課題や情勢問題に前向きに取り組んでいる事がわかる良い講演会でした。

■見学会:「最新のリサイクル技術を用いたリサイクルプラントの見学」
見学先: ハリタ金属株式会社 射水リサイクルセンター

最新のシュレッダーライン、自動選別ライン、重液選別ラインをはじめとする最新のリサイクル技術を用いたリサイクルプラントの見学させて頂きました。
同ラインは今後環境問題になるだろう煤塵等の飛散を防止する処置として全てインプラント設備となっていました。また研究開発しているアルミ合金の品種選別ラインの説明や、リサイクル会社と思えないような整理整頓が行き届いている工場であり、先端技術の導入と講演でも説明あった次世代を見据えた工場運営が出来ていると感じるリサイクルセンターでした。

今回の講演会と見学を通して、今後の次世代リサイクルにおけるビジネスモデルの方向性を感じる内容であり、益々リサイクルに用いるツール変革が加速していく中で、当分科会がどのようなテーマアップを行う必要があるのか、または社会貢献出来る様にアレンジしていけば良いのか、今後の分科会開催における視点や方向性のキッカケとなる良い分科会となりました。

以上
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