電池製造技術分科会 報告

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2021年6月18日、第1回分科会としてZoomによる講演会を開催いたしました。コロナ感染が拡大して、1 年間活動を停止しましたが、欧米中においては電気自動車(EV)の本格的な普及と蓄電池の生産拡大が粛々と進んでいます。リチウムイオン電池の技術が飽和しつつある中で、電池の標準化と低コスト化が一挙に進み、韓国及び中国のメーカーが量産技術の主導権を握りつつあり、電池や材料、製造装置において、日本メーカーの優位性は急速に低下しつつあり、早急に次世代電池の研究開発を進める必要があります。本分科会では、WEB 講演会として、300名近い参加者のもと、ポストLiB電池の最新の開発状況・今後の動向について、学会でご活躍の先生方から講演頂きました。

【各講演内容】
13:10-14:00 ①「次世代電池の研究動向と実用化への展望」
産業技術総合研究所 電池技術研究部門 電池システム研究グループ長 妹尾 博氏
次世代電池の研究動向について、開発別電池ごとの課題とTopicを講演頂いた。

14:10-15:00 ②「高信頼性イオン液体電池と関連新技術」
関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 石川正司氏
信頼性の高いイオン液体電池の構造と最新の開発動向、ロケット用などの実際の適用例、将来への適用可能性を交えながら講演頂いた。

15:10-16:00 ③「希少・毒性元素を用いない次世代蓄電池~ナトリウムイオン電池とカリウムイオン電池」
東京理科大学 理学部 応用科学科 教授 駒場慎一氏
リチウムイオン電池と比較してナトリウムイオン電池は優位性は低いが、リチウム資源の取り合いになる可能性(資源のカントリーリスク)を見越した開発は必要で、CATLも開発を行っている。開発状況について講演頂いた。

16:10-17:00 ④「高容量ケイ素系材料の開発とケイ素に特化した分析法」
鳥取大学大学院工学研究科 教授、工学部長 坂口 裕樹氏
高容量のSi系負極材の不純物ドープに関する開発と未解明だった反応挙動の分析手法について講演頂いた。

次回(第2回)開催は以下の日程を予定しています。
1)開催日:2021年10月27日(水)予定
2)場所:大阪千里ライフサイエンスセンター

カテゴリー: 活動報告, 電池製造技術分科会