計装測定分科会 報告

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平成29年2月2日、同志社大学東京オフィスにて、分科会を開催いたしました。本年度第2回分科会は、毎年1回行っている計装測定講演会(通算36回目)として実施しました。今回のテーマは、【粉粒体物性測定の最新動向-主に粒子径計測以外のアプローチを中心に】としました。
多様化する粉体材料の特性を調べるためには粒子径計測だけでは十分ではない。圧縮強度やせん断力などを含む力学的特性、比表面積や細孔分布などの表面構造など、いろいろな角度から総合的に粉体材料の特性を評価する必要性が増えてきています。今回は、これらの多様な測定法に関連した最新の規格化の動向と、粒子の強度計測の基礎からその重要性、さらにはメカノケミストリーや粉砕プロセスとの関係について、それぞれ造詣の深い先生方に基調講演2題をお願いしました。さらに企業講演として、主に計測器メーカから最近の取り組みやアプリケーションを6件紹介頂いた。講演テーマと講演者は以下の通りです。

  • 基調講演1  『粉体物性測定に関する国際・国内規格化の動向』
    技術研究組合 単層CNT融合新材料研究開発機構 (TASC) 遠藤 茂寿 様
    内容:・ISO/TC 24/SC 4を中心とした粉体物性評価に関する国際規格化
    ・協会が関係しているその他の国際規格化(TC 142, TC 281, TC 229)
    ・粉体物性評価に関係する国内規格化 ・今後の標準化など
  • 企業講演1 『CBの1次・2次凝集体の総合評価およびSIトレーサブルな吸着
    等温線測定に関する取組』 マイクロトラック・ベル㈱ 吉田 将之 様
  • 基調講演2 『粉砕における粒子強度計測の位置づけ』東北大学名誉教授 齋藤 文良 様
    内容:・はじめに、粉砕と固体の強度の関わり
    ・粒子の強度の定義~理想的強度。実測強度は、何故理想的強度より極端に低いのか?
    ・実測強度は測定条件に依存。寸法効果(~波及効果は、粉砕限界)、雰囲気の影響(波及効果は、粉砕助剤)、
    荷重速度効果(波及効果は、難粉砕性材料の微粉化)など
    ・難しい微粒子の強度測定、多くの物質は微粒子になると塑性変形(延性化する)。粉砕では、付着・凝集、メカノケミカル効果の発現
    ・結びとして、材料強度と粉砕現象の理解に添えて
  • 企業講演2『粉体の付着性・流動性の実用的な測定と評価』㈱ナノシーズ 羽多野重信 様
    内容:・粉体の基礎物性
    ・粉体の付着性…付着力と付着性、付着力の測定と評価、付着性の実用的な評価
    ・粉体の流動性…荷重下の流動性と非荷重下の流動性、流動性の測定と評価、
    市販装置による実用的な評価 他
  • 企業講演3 『遠心法付着力測定装置の原理と測定事例のご紹介』
    日立工機(株)ライフサイエンス機器事業部  可児 修一 様
  • 企業講演4 『粉体の物性評価によるトラブル対策及び安定した品質の確保』
    ㈱セイシン企業 開発部 機器開発課    平 貴幸 様
  • 企業講演5 『シェアセル法による粉体の流動性評価について』
    英弘精機株式会社 テクニカルセンター  新井 武彦 様
  • 企業講演6 『粉を扱う、見る、計る』     ㈱堀場製作所    篠崎 陽子 様
以上
カテゴリー: 活動報告, 計装測定分科会