粉砕分科会 報告

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平成30年2月26日、ライオン株式会社 研究開発本部を会場とし、ライオン株式会社の方々の多大なるご協力を賜り、平成29年度第2回粉砕分科会を開催いたしました。定員50名として参加者を募集したところ、多数のお申し込みをいただき、定員を増やしたにもかかわらず、20名以上の方々をお断りさせていただくことになりました。このようなことからもライオン株式会社の粉体に関する高度な技術とテーマである「粉砕と分散」への関心の高さがうかがえました。
本会合では、はじめに、内藤粉砕分科会コーディネータより開会のご挨拶があり、続いて、ライオン株式会社 プロセス研究所 西尾拓所長からご挨拶がありました。
講演会では、講演(1)として、産業技術総合研究所中部センター 堀田裕司グループ長より「液中粉砕プロセスにおける解砕・分散の事例とその応用」と題し、湿式の粉砕・解砕・分散プロセスやボールミル、湿式ジェットミルおよび回転ディスクミルの特徴、板状粉体の剥離解砕などをご説明いただきました。
講演(2)では、プライミックス株式会社 金澤賢次郎様より「高速攪拌機を用いた分散技術」と題し、高速ローター・ステーター型ミキサーを用いたアルミナ凝集体サスペンションの分散効率のCFD(computational fluid dynamics)解析、高速回転ミキサーを用いたカーボンブラックの分散、新製品の開発方法や特徴をご説明いただきました。
講演(3)では、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社 戸堀悦雄様より「日用製品における分散安定性の理解と制御-衣料用柔軟剤の分散性制御-」と題し、日用品衣料用柔軟剤で界面活性剤が形成するベシクルの構造とその分散安定性の理解と制御、香料カプセル含有柔軟剤のカプセル浮遊制御のためのレオロジーコントロールおよび、非吸着性高分子の添加で起こるベシクル分散系の枯渇凝集による凝集性や粘度の制御をご説明いただきました。
講演会の後の見学会・ポスターセッションでは、参加者を4班にグループ分けを行い、2班毎に見学会とポスターセッションに参加いただきました。
見学会では、ライオン株式会社の歴史や製品の説明、未来ゾーンや洗浄実験室などを見学させていただきました。
ポスターセッションでは、ライオン株式会社から①Improvement in solubility of the poorly water-soluble drug ibuprofen, by forming a novel amorphous complex、②Development of Bitterness Masking Technology using Particulate Fast-Dissolving Coating、③衣料用粉末洗剤の粒子設計と製造プロセス開発、④自動車関連材料・薬剤の開発 ~ゴム用防着剤~、⑤自動車関連材料・薬剤の開発 ~二次電池用導電助剤~の5テーマのポスターをご準備いただき行いました。このポスターセッションでは、薬剤から粉末洗剤、自動車関連材料に関する粉体技術のご説明と紹介をしていただきました。各ポスターでは活発な討議が行われていました。参加者の方々にはライオン株式会社の粉体に関する高度な技術をご理解いただけたと考えています。
最後に、海老原代表幹事の閉会の挨拶にて、本会合を無事終了いたしました。
懇親会では、参加された方々とライオン株式会社各位、先生方、粉砕分科会幹事との交流が活発に行われ、親睦を深めることができました。

以上
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