粉体シミュレーション技術利用分科会 報告

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2021年10月13日、国際東京粉体工業展大阪2021での最新情報フォーラムにおいて、第2回分科会を開催しましたので下記に報告いたします。

□最新情報フォーラム 10月13日(木)14:00~16:00
「ものづくりにおけるDX推進:粉体シミュレーションの活用」と題した技術講演会を実施しました。学業界からは最新の粉体シミュレーションの研究成果、産業界からはその応用例を講演頂きました。

1.CPSベース粉体プロセスの構築に向けたシミュレーション技術の開発 東京大学 工学系研究科 酒井幹夫 氏
粉体プロセスのサイバーフィジカルシステムの構築に向けて必要となるシミュレーションの基盤技術が必要になる。その研究例として、粉体シミュレーションの最新の技術や事例紹介があった。特に、DEM/CFDにおいては、数値安定性の向上させる手法や時間刻み幅の決定方法など最新の理論の紹介、DEMの応用事例としては、3本ロールミルを用いた解析事例などがあり、粉体シミュレーションの産業利用が基礎・応用の両面から促進されていることを感じさせる講演であった。

2.CPFモデルとMPMによる材料と構造物の破壊シミュレーション 東北大学 災害科学国際研究所 寺田賢二郎 氏
同氏は、長年にわたり、土石流・地すべりなどの災害シミュレーションに取り組んでおられる。地盤は弾塑性、軟化などの複雑な現象生じる。乾燥砂地地盤崩壊や飽和地盤崩壊などの現象に関するMPMの最新シミュレーション技術や事例の紹介がなされた。粉体工学にも関わるシミュレーション技術であることから、粉体シミュレーションへの展開を期待させる講演であった。

3.実粉体プロセスの事例から学ぶ粉体シミュレーション活用方法 株式会社構造計画研究所 山口賢司 氏
粉体シミュレーションベンダーの視点から、DEMシミュレーションの導入、活用方法にわたるまで、全体像を俯瞰する説明がなされた。特に、実験とシミュレーションを併用し、いかに活用していくのかは、DEMソフトウェア導入を検討する技術者にはインパクトがあった。DEMの産業利用の促進を確認できる講演であった。

□出展社プレゼンテーション
10月13日(水)、14日(木)の二日間に渡り、粉体シミュレーションベンダー、計測メーカー、大学の計10社から各社製品の最新情報を紹介頂きました。

2021年10月13日(水)11:00~14:45
1.食品、製薬、農業分野の粉体シミュレーション事例紹介 株式会社IDAJ
2.まだ人の手で画像解析している方へ!その作業、AIで自動化しませんか? 堺化学工業株式会社
3.プロセス産業で競争優位性を勝ち取るためのシミュレーションのご紹介 シーメンス株式会社
4.SPH(粒子)法による固体、流体、粉体解析理論と事例紹介 横浜国立大学
5.バーチャル・マニュファクチャリングの世界 シーメンス プロセス システムズ エンジニアリング
6.粉体流動性:最新の分析装置をご紹介 ライフィクスアナリティカル株式会社

2021年10月14日(水)13:30~15:15
1.アントンパール社の粒子特性評価製品とその評価事例の紹介 株式会社アントンパール・ジャパン
2.インサイトの粉体パッキングソフトと粉体解析におけるデータサイエンス活動のご紹介 株式会社インサイト
3.なぜ粉体シミュレーションiGRAFで粉体プロセス課題が解決できるのか? 株式会社構造計画研究所
4.粒子挙動解析ソフトウェアAltair EDEMによる粉体処理プロセス最適化のアプローチ 株式会社テラバイト/Altair
5.様々な場面で役立つ粉体シミュレーションの事例紹介  プロメテック・ソフトウェア株式会社

カテゴリー: 粉体シミュレーション技術利用分科会, 活動報告