第4回晶析分科会 報告

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2014年12月3日、大阪市立大学 文化交流センターにて第4回晶析分科会を開催しました。
今回の分科会では、今年の6月~8月に実施した分科会会員アンケートで要望の多かった、「核化」、「様々な晶析現象」、「スケールアップ」などに関する講演4件を行いました。

①結晶核形成のメカニズムと結晶特性制御 
講演者:大阪市立大学大学院 工学研究科  教授  大嶋 寛 氏
講演概要:結晶核形成には一次核形成と二次核形成があるが、それらの相違点、類似点に着目しながら、核形成のメカニズムをご説明頂いた。また、結晶特性を制御するためには如何に結晶核形成に対する理解が重要かについてもご講演頂いた。

②晶析溶媒としての超臨界二酸化炭素の溶媒特性と晶析技術への応用展開
講演者:信州大学 工学部 物質工学科  准教授  内田 博久 氏
講演概要:超臨界二酸化炭素は,自己組織型材料創製に適した特異的な溶媒特性を有するため,晶析溶媒として大きく期待されている。今回は,晶析溶媒としての超臨界二酸化炭素の溶媒特性を概説され,さらに晶析技術への応用を紹介して頂いた。

③晶析装置設計
講演者:月島機械株式会社 プラント計画部  津崎 裕也 氏
講演概要:これまでの月島機械株式会社での晶析装置に関する設計、運転などのご経験を基に、晶析装置設計における留意点を、設計条件、機種選定、スケールアップ、トラブル対策という切り口でご紹介して頂いた。

④医薬品原薬を用いたオイルアウト晶析における結晶粒度制御
講演者:武田薬品工業(株)CMC研究センター 製薬研究所 高須賀 正博 氏
講演概要:医薬品原薬を用いた晶析操作において、オイルアウト現象はしばしば見受けられる。オイルの滴径や溶媒組成がオイルアウト晶析に与える影響を考察し、結晶粒度制御に関するいくつかの知見についてご講演いただいた。

以上、どの内容も、基礎から応用、最先端技術まで広く網羅されており、参加者からは、大変興味深い内容で、ためになる講演であった、とのご意見を多数いただきました。今後もこのような取り組みを継続して行っていきます。

カテゴリー: 活動報告, 晶析分科会