第1回食品粉体技術分科会 報告

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平成28年度第1回分科会は群馬県館林市にある「東洋水産㈱関東工場」様のご協力を得て、「食品のアレルゲン管理」をテーマとして開催いたしました。
・コーディネーターの羽倉先生より開会に際して、最新鋭の工場見学と本庄先生のアレルギーに関する講演で学ぶことの多い分科会となる、との挨拶を頂きました。
・引き続いて、東洋水産㈱関東工場の安田工場長様よりご挨拶を頂き、工場見学と製品展示室の見学を行いました。急遽2つのグループに分けて見学の対応をしていただきました。
・東洋水産㈱の歴史と原料のミキシング~製麺~蒸し工程~フライ工程~包装工程まで直線に並んだ生産ラインとその工程中で実施されているアレルゲン混入防止対策を学ぶことができ、見学中も活発な質疑があり、関心の高さを感じました。
・見学後、工場の生産設備の他にも清掃道具や備品なども識別し、アレルゲン混入を防止していること、スープ原料なども保管から包装まで、さらには検査、分析まで徹底したアレルゲン対策を実施していることなどを紹介いただきました。
・続いて、一般社団法人 食物アレルギーフォーラム副理事長の本庄 勉先生より「食物アレルギーを知ろう」と題してご講演をいただきました。
・日本の食中毒被害は欧米に比較しても桁違いに少なく、日本のアレルギー対策は世界一のシステムとなっていること。アレルギー反応は人の生死にかかわる問題なので表示は極めて重要であること。しかし表示違反は件数が減っていない。これ加工のスタートは中小企業が多く対応しきれていないことも原因であるといえる。製造工場での対応としては、①食物アレルギー物質のデータ化と管理、②コンタミネーションの防止、③定期的な製造ラインの検査、④検査結果の活用、⑤定期的な従業員教育などが重要であることが紹介されました。
・質疑の中では、最近アレルギー事故が増えてきたのは昔あまり食べられなかったものが、今では多くの人がいろんなものをたくさん食べられるようになってきたことも一因であると考えられる。アレルギー事故はファーストフードなども危険で、作る時のミスや誤食などで発症することもある。アレルギーはどうして発症するのかメカニズムはまだ解明されていない。環境の変化(杉が増えてきていることなど←花粉症もアレルギー症状)も影響している。昔もアレルギーの人はいたが呼吸不全ということでお亡くなりになることもあったようである。などのお話がありました。
・最後に副コーディネーターの五月女先生より、今日学んだことが参考になり、活用していければ幸いである、との結びの言葉を頂き閉会となりました。

カテゴリー: 活動報告, 食品粉体技術分科会