H27年度環境エネルギー・流動化分科会報告

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平成27年11月12日、第65回環境エネルギー・流動化分科会は、平成25年度B-DASHプロジェクトとして注目される、大阪府池田市下水処理場の「脱水・燃焼・発電を全体最適化した革新的下水汚泥エネルギー転換システム」について見学をしました。なお、本見学は実際に本開発に携わったメタウオータの山本幹事が主体となり実施されました。

昨今、下水汚泥焼却炉のエネルギー消費改善の動きが著しく、昨年見学したターボ炉も注目を浴びているところです。今回の仕組みは、脱水・焼却・発電の3つをトータルコストで低減することを目標としているところが注目されています。

脱水機を炉より高い位置に設置し、水分が少ない脱水汚泥を容易に搬送できるように工夫しています。脱水の程度は焼却炉で助燃材を使用しない程度に調整して、むやみに低い水分にしないことでコストダウンを図る工夫がなされます。

流動床式下水汚泥焼却炉は25t/日と小型でありますが、焼却炉の燃焼空気は流動化空気のほかフリーボードに2段階で調整して吹き込めるようになっています。空気比も1.3と大変低くなっており、システム全体の消費電力低下にも効果があります。

発電システムにはアンモニアを媒体にしたバイナリー発電システムが適用されています。洗煙排水の熱で蒸発して排ガスを熱交換した高温空気で過熱します。廃熱ボイラ式に比べ、焼却炉系統と切り離すことができるため、運転や点検での融通がつきやすいです。

これらのシステムは既設炉に改造で設置も可能であることもひとつの強みです。当日は好天に恵まれ、水処理プラント各部まで含め案内いただきました。また、池田市及びメタウオーターの方々に感謝申し上げます。

カテゴリー: 活動報告, 環境エネルギー・流動化分科会