【再掲】H27年度第2回食品粉体技術分科会 報告

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平成27年9月29日、ALSOK綜合警備保障㈱(:以降ALSOK)様のご協力を得て、食品製造においては特に最近注目されている「フードディフェンス」をテーマとして第2回分科会を開催いたしました。
開会に際し食品粉体技術分科会のコーディネーターの広島大学大学院羽倉先生より今回は最近発生した食品の品質事件を機に消費者に要求されている「フードディフェンス」をテーマとした。ALSOK様でもいろいろなことを検討されている。その取組みについて勉強させて頂く良い機会であり、勉強していきたい、との開会のご挨拶を頂きました。
まず、講演①としてALSOK様より「食品工場における食品防御対策のご提案」と題して講演頂きました。過去の食品に関する「事故、事件」の事例の振返りから人為的な異物混入事件を防止するための検討について「外部からの侵入」、「建物内での不正な移動」、「異物混入行為」といった視点からの対策について紹介されました。監視データのクラウドを利用した保存などについて活発な意見交換がなされました。
続いてALSOK様より情報に対するサーバー攻撃への防御について紹介がありました。
ALSOK様の展示場でロボット型監視装置、エリア内の監視カメラ情報をスマホで確認できるシステムなどを見学しました。ロボット型装置では監視情報(カメラ情報)を記録できるメリットを活かし、場内の巡回などに活用できる事例も紹介頂きました。
最後に「サントリーグループにおけるフードディフェンスの取組み」と題してサントリーウエルネス㈱の森川様よりご講演頂きました。従来より安全を意識した取り組みを行ってきていたが、中国での殺虫剤混入事件を契機に「フードディフェンス」への取組みについて組織体制も整備し、全グループ横断的に取組みを開始し、「不審者を入れない」「テロをさせない」「証明できる」「発見できる」の4ステップを原則として、各事業所別に順次体制を整えてきている。特に対応が大変な工場をモデル工場とし、各対応を実践することで横展開を図っていった。直近の国内の事件により、要求レベルがさらに上がり4原則をさらにレベルアップさせる活動に取り組んでいること。また、メンテナンス活動として模擬テストを行い、「証明できる」「発見できる」ところまで確認をしていくとのお話しを頂きました。
こうした活動に対する従業員とのコミュニケーションなどについて質問があり、今まで活動してきたグループの改善活動の一環との意識づけにより一体感を持って取り組めたことなどが紹介されました。
最後に副コーディネーターの五月女先生より、今日学んだことをいろいろなところで紹介していきたい、とのお話で閉会となりました。

以上
カテゴリー: 活動報告, 食品粉体技術分科会