砂かけ祭り

二十四節気の一つ「雨水(うすい)」は2月19日です。
この頃、雪が雨に変わって農作業を始める時期とされ、
古い神社ではその年の豊作を祈る神事が行われます。
中には、粉=砂を使った豊作祈願神事もあります。
その一つ奈良県河合町の廣瀬神社で毎年2月11日に
行われる御田植祭、別名「砂かけ祭り」に行ったことがあります。
当日の午後、拝殿前に砂を敷き、そこを田圃に見立て、
田男と牛が田植えの所作をします。
その後、周囲の参拝者を目がけて砂をかけ、
かけられた人も砂をかけ返し、広場は砂をかけ合う場に化します。
参拝者も場馴れしていて、パーカにゴーグル、
マスクを着用、ブーツまで履くという
完全装備で砂をかけ合い豊作を祈ります。
その完全装備の一人(砂かけマニアのようでした)から、
「もう一つあるでー」と、2月17日の夜に行われる、
鈴鹿市の夜夫多(やぶた)神社の「午(うま)の砂かけ祭り」
のことを聞きました。
こちらも、境内に砂を敷き、そこを田圃に見立て田男が田打ちをし、
人が中に入った馬が代掻きをするそうですが、
集まった氏子は豊作を願い、
この馬に派手に砂をかけて騒ぐというお祭りだそうです。

砂かけマニアもよいのですが、この話をしてくれたお兄さん、
その夜の祭りの後、完全装備でコーヒーを買うためコンビニに入ったところ、
店員さんが非常ベルを押しそうになったそうです。

たしかに、、、店員さんの気持ちもわかりますね。
(2015年2月メルマガより)

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